絶体絶命の窮地に立たされた時にパワーアップをして逆転する。そういう状況に憧れる。
漫画だと変身したり急に髪の毛が金色になったり必殺技を編み出したりするがそういうのはとても出来そうに無い。むしろそんなことになったら社会生活のうえで逆に窮地に陥りそうなのでごめんこうむりたい。
そんな排他的なパワーアップ界で僕でも出来そうなパワーアップ法がある。それがおもりを外してパワーアップだ。
(尾張 由晃)
やりたいことはこういうことです
漫画などを あまり読まない無い人はピンとこないかもしれない。具体的にはこういうことがしたいのだ。
ドドーン!
これがしたい、やってみたい!やり方としては簡単だ。普段からおもりをつけて生活しいざというときに外すだけ。特別なことはしなくていい。これなら僕にも出来そうだ。
パワーアップ法は金で買う
マンガの場合、おもりは修行を始める時に師匠がくれるものだが、あいにく僕に師匠はいない。
まずは誰かに弟子入りしなければならないのかと思ったが手足につけるおもりはスポーツ用品店に売っている。もちろん弟子入りのくだりは嘘だ。
レジに並び、おもりを買う。修行前とは思えぬ生活感。あのマンガキャラもおもりを買ってポイントカードを作るか聞かれたんだろうか。そう考えると親近感が沸いてくる。
凄く重いから買い物袋三枚重ね。
ピンとこないが結構重い
そうやって手に入れたおもりがこれだ。
腕用が片方1.3キロ、足用が片方2.3キロ。
1キロちょっとでも結構デカイ。マンガでは片方100キロとか のおもりを着けてるが、実際にそんなの着けようとしたら 重さ以前に大きさ的に生活できそうもない。
ジュースとおもりが大体同じ重さ。
重さを数字で言われても分かりづらいが、1.5リットルのペットボトルと2リットルのペットボトルそれぞれ2本ずつとほぼ同じ重さというとどうだろう。
ペットボトル4本を常に持ち運びながら生活するのだ。そう聞くと大変そうじゃないか。
人間の体の60パーセントは水分です。
おもりを着けて生活すると言うことはつまりこういう事だ。分かりやすいよう身近なものを持ってきたのに余計に素っ頓狂な感じになってしまったのはなぜだろう。これでも僕は皆さんに伝えようと一生懸命だ。
修行前の能力も計っておく
ただ強くなったと感じるよりも数字でこれだけ能力があがったと分かるほうが伝わりやすいし、僕も嬉しい。短距離走と垂直とびで効果を確かめる。
垂直跳び修行前(おもりなし)
飛べた高さは50センチ。昔はもっと飛べた気がするが、運動不足の今はこのくらい。
短距離走 修行前(おもり無し)
短距離走は16メートル全力疾走。その距離に特に意味は無く目印にした草から木までの偶然の距離。
その16メートルのタイムは3.54秒。 多分良くは無いだろうが、16メートルのタイムを計った人の中でなら上位に食い込むんじゃ無かろうか。
ついに修行開始
おもりを外すのが主題なのにおもりをつけるまでにこの長さ。先が思いやられるが、やっとの事でおもり装着。
頑張るぞ!
やっぱりというか、おもりは重い。合計7キロが手足につく。手足が地面に引っ張られている感覚があり、動くのが非常に大変だ。
おもりをつけたら記録は落ちる
勿論この状態でも計ってみる。どのくらいの違いが出るのか。
垂直跳び修行前(おもりつき)
飛べなーい
飛べない、飛べない、全然飛べない。飛んでるはずの自分の体の浮かなさにビックリする。半分も飛べなかった印象だが記録は32センチ。
記録よりも体感としておもりの効果がものすごい。
短距離走 修行前(おもりつき)
進まなーい
動かしてるつもりなのに足が回らない。手も足もおもりに振り回されて、体が前に進まない。それで記録は3.99秒。
僕の四肢に住まう悪魔が暴れている(おもりが重くて振り回されるって意味です)。この悪魔を統べることが出来るのだろうか(おもりに慣れるかな?って意味です)。
動画も撮ったのでよろしければどうぞ。
おもりをつけた状態でのバタバタ感がものすごい。 この状態で三週間。おもりをつけて生活出来るのだろうか