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はっけんの水曜日
 
あの電動一輪車に乗りたい!自作してみた(ただし人力)

ムーンウォーク技術の欠如


WBSとかで見たでしょう、アレですよアレ。

動力はリチウムイオン電池、のわけはなく、乙幡である。

剣道部・ダンス部で培ったバランス制御技術と、パーツの軽量さ(なんてったって工作レベル)がポイントだ。フル充電(3食+昼寝)で稼動時間は・・・それでもまあ1時間が限度か?

ペダル部分は塗っただけなので動きはしないが、なぜかここにもマジックテープを仕込んである。そして、重要なのは実は「スカート」なのである。これに乗るときはスカート着用が義務付けられています。

さっそく試乗してみよう。実際の「U3-X」は上の黒い円部分が水平に開いて座面になるが、ここでは取り外すだけとなる。パカッ。

そして本体を2つに割る(実際の「U3-X」は割らない)。


マジックテープが予想以上に頑丈にくっついてしまい、搭乗時には固くて薄い板を挟んで引き離す必要が・・・というスペック。
ここでどこからともなく取り出しましたのは、車体と同色の布でございます。

「ちょっと待ってて」本体のマジックテープは布にも兼用なのだ。
偽の足。スパッツ(レギンス)のお腹のゴムを残して2つに裂き、綿を詰めた。よいしょっと。

そして本体を「履く」。ペダルと偽足とをマジックテープで留めたら・・・。

顔に締まりがないのは、バカ笑いした直後だからだ。

後ろはとても他人様に見せられるものではない。

そう、あの「布」は実際の足を隠すためのものだったのだ。芝居に出てくる、人が入ってる馬か。真ん前と真後ろから見ると もっさりしてしまうが、横っちょから見れば割と「乗ってる感」が出ているように思う。



路上走行をイメージして、屋外(ベランダ)でも撮影してみた。



「スイーッ」と自分で言ってしまっている。モノづくりへの尊敬の念が裏返ってこんな形になって申し訳ない。あとムーンウォークがヘタでどう見ても歩いてたりするが、これも申し訳ない。本物の足がチラチラと見え、オバQみたいでもある。

でもひとつのところで回転するときなど、本来のあの電動一輪車の雰囲気を伝えてないだろうか。ぜひ薄目で、偽の足だけ見るようにしてみてほしい。

商品化が決まるその日までは、この写真と動画をよすがにして生きていこう。

ちなみにうちの実家は長年に渡ってHONDA車一筋であります。お目こぼしいただければ幸甚に存じます。

撮影が終わった後は床に放置しないように。本当に誰かいるのかと毎回驚くのだ。

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