おもしろいうえに光る
おしゃれが終わったと思ったら今度はおもしろいが始まった。
お笑いライブ・クールポコの登場には反射材ファッションショー以上の人が詰めかけ、軽い嫉妬を覚えてしまった。
いや、どうして嫉妬をしなければならないのだ。テレビの人気者だからいいじゃないか。そんな思いとは裏腹に、握り締めてしまう拳。
私の中で反射材についての思いが変わってしまったことを知った。そんなうら寂しい思いでいたところ、何かが光るのが見えた。あの腕輪は…まさかクールポコも反射材を!
ここでもよさこいが
今、全国の祭りが危機である。
おらが町の祭りに何か出し物を、となったときよさこいはぴったりはまる。音楽もあって動きも派手だ。漠然とした盛り上がりが手軽に得られるうえに集客も見込める。
そんなわけでよさこいブームは全国の祭りを席巻し、あの「何か出し物作んねーとな」というぽっかりしたスペースに詰め込んでしまうよくわからないものを目当てとしている私が目の敵としているものなのだ。
そんなよさこいがここでも!やっと見つけたと思った貴重な変てこイベントなのに!と思ったのもつかの間、また光が差し込んだ。
そしてまた新しい祭りを探して旅立つのである
材である。反射材とはもちろん素材でしかない。その素材でどれだけイベントを作れるか、と頑張られた結果、このような輝かしいイベントが出来上がったのだろう。
全国色々な祭りに行かせてもらって分かってきたことだが、祭りは新しいほどおもしろい。何もないところから祭りを立ち上げたときに生じる、日常を超える歪み、「何だろうこれは?」「合ってるんだろうかこれ?」が輝かしいのだ。
この反射材フェアも池袋が誇るべき新しい祭りである。反射材、ぴっかり光っていいじゃない。そして誰なんだろう、私は。