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ちしきの金曜日
 
長崎の坂 〜グーグル・ストリートビュー&斎藤ストリートビューで巡る〜


 

長崎には魅力的な坂がたくさんある。
そしてWEB上で坂を鑑賞するのに、グーグル・ストリートビューが意外と適していることが最近分かった。

 というわけで、先日長崎も対応エリアになったばかりの「グーグル・ストリートビュー」および、私自身の視点による「斎藤ストリートビュー」で、長崎の坂を巡ってみたいと思う。

T・斎藤



グーグル・ストリートビューが長崎に来た!

グーグル・ストリート・ビューが、先日から私が住んでいる長崎にも対応になった。福岡や広島でもまだ対応してないのに、いきなりそれらをすっ飛ばして長崎に上陸して来た。これには驚かされた。もちろん、九州では初となる。


ストリートビューによる長崎駅前大きな地図で見る

しかも、幹線道路だけでなく、かなり細い路地まで入り込んでいる。さらに市内中心部だけとかでなく、離島を除く長崎県全域に対応。いやはや、恐れ入った。グーグルほんとすごいな、と思った。

坂を写真で見ると

ところで、長崎は「坂の町」と言われるだけあって、魅力的な坂がいくつもある。しかし、坂は写真に写してみると意外とその凄さ・傾斜っぷりが伝わりづらい。

比較対照が無いとそれが大きいのか小さいのか写真だけだと分かりづらい(だからよくタバコとか携帯を横に置く)のと同様に、傾き具合も一枚の写真からは伝わりにくいのだ。

以下の写真をご覧頂きたい。


長崎でもかなり傾斜がきつい部類の坂。

20%と書かれた道路標識が立ってることからも分かるように、車が通れる坂としてはけっこうキツい坂である。

が、どうもイマイチ伝わってない感じがするのだ。
見ようによっては平坦な道にも見えてしまうんじゃないか、という気がして納得いかない。

どう撮ったら実際に私が感じた傾斜感を表現できるのか、いろいろ考えた。


真横から見るとこんな感じ。
上から見たところ。


できる限り実際の傾斜感を再現できるようがんばって撮ったが、それでもこんな感じだ。

ストリートビューで見ると

が、これをストリートビューで見るとどうだろう?


グラバー園横の坂道大きな地図で見る


なにやらとんでもない急坂に見えないだろうか?

しかしこれなのだ!
実際に私が登った時の印象もまさにこの通りである。
ストリートビューでこれを見た時、「正しい!」と思った。

長崎に来て間もない頃、何も知らずにこの道を車で通ってしまった私は、大変な所に引っ越してしまったかもしれないと焦った(しかも当時はマニュアル車を運転していた) 。その時の気持ちを、これだったら思い出すことができる。

ストリートビューで上まで登ったり、途中で振り向いて下を見下ろしたり、いろいろご堪能ください。

グーグル・ストリートビューは車で撮影している

知ってる人には有名な話だが、グーグル・ストリートビューは車の天井にカメラを取り付けて走りながら撮影している。

最近はそれに加えて、三輪車のような乗り物も使ってるそうだが、それはごく一部の場所で、基本的には車だ。(⇒詳細

なのだが、これがけっこう凄い道を走っていて驚かされる。
例えばここ。

グラバー通り大きな地図で見る

一見何の変哲も無い観光地っぽい通り、くらいにしか見えないが、実際はこういう場所なのである。


日中はこんなん。9時〜17時は歩行者天国。
昼間は修学旅行生など観光客がいっぱいで、地元民でもなければ車で通れる道とは普通思わない。


それと、こちら。
こちらは商店街のアーケード内。
こんなところもグーグル車は通ってる。

観光通りのアーケード内大きな地図で見る

たしかに、夜22時〜明け方5時なら車でも走れる道だが、ここもまたおよそ地元民でも通ろうとは思わない道。こんなところも走るなんて、とても通りすがりとは思えない。グーグル関係者が長崎に住んでるんじゃなかろうか?と思わされる仕事ぶりだ。

そういえば、再び私が長崎に越して来たばかりの話になるが、当時の地図ソフトで自宅から職場までのルート検索をしたところ、このアーケード内を突っ走るルートが推奨されて、「これ無理!!」と大爆笑したのを覚えている。

 

ストリートビューについての話ばかりになってしまった。
次ページからは坂を案内して参ります。


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