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はっけんの水曜日
 
田んぼの中の三県境


もうすぐ県境

最近は携帯電話の地図機能がかなり充実しているので、あらかじめ地図を印刷しておく必要も減った。
今回も、携帯のGPSを頼りに歩いている。
それによると、そろそろ県境に近いはずである。


「お、県境!」と思ったが違った

地図がずれてた

テクノロジーに頼りすぎると落とし穴があるというのは本当の話で、携帯電話の地図に示されている県境と実際のものとずれているようだ。

はっきりいうと、グーグルマップに示されている県境が、測地系の表記による差異とかなのだろうか、どうもちょっと正確じゃないようなのである。
なので、残念ながら地図は掲載しない。
(たぶん、この地図のほうが正確なのではないだろうか。)


この地図では、民家の上に県境がある

あ、あそこですよ

どうして地図がずれているかわかったかというと、地元の人に教えてもらったのだ。
県境付近で、庭に水遣りをしていたお母さんに話を聞いたところ、「あ、それならあの田んぼですよ」と、数メートル先を指さした。

「ちょうどあそこが県境です。
何度かテレビ局もきてますよ。
二十年くらい前ですかね、アッコにおまかせの中継があって、吉村さんがあそこでハヒフヘホーってやってました。」
とのことだ。


ここが県境(カーソルを乗せると件名が出ます」

どうしてこうなったのか

では、なぜここに県境があるのか。
もともとここが川だった、というのは想像していたが、話はもうちょっと複雑らしい。

現在は栃木県になっている部分は、谷中村という村で、そこは足尾鉱毒事件の被害を受け、反対運動が盛んだったらしい。有名な田中正造も居住していたそうだ。
その反対運動を排除するためなのかどうなのか、谷中村は行政により強制的に廃村され、現在の渡良瀬遊水地となった、ということである(Wikipediaと地元の人の話から抜粋)。
まだ「歴史の上の話」になってはいないので、詳細は省くが、ここに県境があるのには、そういった理由があるらしい。



付近には
各県の
ナンバーの車が停まってました
 

三県をめぐる

その話はそれとして、となりあう三つの県にはそれぞれなにか違いがあるだろうか。
出身県によって人格が違うという説もあるようだし、せっかく歩いて三つの県をめぐることができるのだから、そのあたりを調べてみたい。



境と書かれた小さな標があった


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