言い回しはいろいろ
石:たとえばこの「ケータイと歩く」ってやつ、文章になってるし、「ケータイ」ってカタカナだし、あとで検索しようとしても間違って覚えちゃいませんか?
広:助詞が入ると覚えにくいですね。ケータイ「と」だっけ?「が」だっけ?って。
(検索しながら)でも「ケータイが歩く」で検索してもヒットしますよ。助詞をとばして、「ケータイ 歩く」でも出ますね。
石:じゃあ、「ケータイ」を「携帯」にしたら?
広:「携帯 歩く」も「携帯と歩く」も出る。「携帯 ウォーク」はダメですね。あと「携帯を持って歩く」はでる。
石:「携帯持参で」はどうですか?
広:「携帯持参で」は出ないですけど、「携帯持参で歩く」は出ますね。
石:うろ覚えでも大丈夫なようになってるんですね、広告枠で買う場合、こういう言い回しのパターンは全部あらかじめ想定してるんですか?
広:そうだと思いますよ。広告出す側の担当者は、こういう言い換えのパターンすごくたくさん考えるらしいです。
石:どこまで出すか決める会議とかあるんでしょうね。「持って」は要るけど「持参で」はいいだろ、みたいな。持参はちょっとないわ、って。
覚えにくいという欠点は、「正確に覚えなくても出るようにする」という形で見事に補われていた。そのために、先回りしていろんなキーワードが用意されている。
その中には「ケータイと歩くザマス」なんてのもあったかも。そう思って検索してみたら見事にヒットして驚いたのだが、よく考えたら「ザマス」以外の部分がヒットしているだけだった。そうか。語尾とかじゃないよな。 |