コンラッド東京
次に向かった高級ホテルのコンラッド東京は汐留駅のすぐ近くにある。
そしてこの汐留がすごい。なにがすごいって大理石とビルがすごい。特に大理石率が異常。 とにかく床やベンチなんかが全部大理石で出来ており、石の国に来たのかと思った。
こんなに高級なのに、いままでホテルと違い不思議と居心地がいい。人がほとんどいないためだろうか。
そういえばさっきまでのホテルの周りには、いわゆるマダムやハイソなカップルで溢れかえっていた。高級な雰囲気にはじき飛ばされたとかいっても結局その人たちを勝手に妬んでいただけである。
だが人通りの少ないここでなら、高級な雰囲気を妬み嫉みなく存分に味わえる。 ゆったりしていると本当に自分が高級な存在になったよう。
と調子に乗ってこんな写真撮ったらあまりの低級さに心底がっかりした。
ザ・リッツ・カールトン東京
最後は東京ミッドタウン内にあるリッツ・カールトン東京。 つまりその周辺はそのまんま東京ミッドタウンということになるけど見逃してください。
もういちいち取り上げたら埒があかないほど高級。それにいままでのホテルと違い、 東京ミッドタウンはほぼショッピングモールなので、買い物にきた家族やカップルで 賑わってる。もちろん全員ハイソだ。正直つらい。
高級じゃないのが見たい
そんな東京ミッドタウン、あまりに高級感溢れすぎなところだったので、 心のバランスを保つために低級なところはないかとあら探しをしてみた。
このように虚しい抵抗をした結果、 収穫は以上の三点のみ。それ以外はどこを写しても高級でくやしい。
最後の方で完全に企画が逆転してる。
人間的余裕がないと高級感は味わえない
お金をかけずに高級感を味わいたくて高級ホテルの周辺を歩いてみたら、 逆に疎外感を感じて自らの低級さが身にしみる結果になってしまった。
しかも自分が低級な存在なのは分かっていたが、あら探しをして 喜ぶというみっともない性格も露呈して恥ずかしい。 懐の寂しさがそのまま心の小ささに結びついてる。
いつかお金持ちになったらその時こそまたホテル周辺をうろつきたい。