まさに「なんだこりゃ」としか言いようのない味であった。酸っぱいのだが、これは明らかにヨーグルトの酸っぱさではない。無理に説明しようとすれば「醤油を入れずに甘めに作った酢の物」が一番近いような気がする。
原材料の欄を見ると「うるち米粉、砂糖、醸造酢、きゅうり、みかん」とあった。うん、これは酢の物に米の粉でとろみを付けた物だ。合ってた。
あまりに分からないことだらけだったので、その場で携帯電話の検索機能を駆使し「秋田 あさづけ」で調べてみたところ、謎はあっけなく解けた。
これは「お米のデザート」と呼ばれる立派な郷土料理らしい。主に県南で多く食べられているそうで、なるほど両親共に県北出身の私には縁のない食べ物であった。 |