うまく撮れない
ところがこれが実に難しいのである。タイマーをセットしてシャッターが切られるまで約10秒。その間に池全体がフレームインする最適な角度に物干し竿を立てなくてはならない。ファインダーが覗けないのでズームの加減も難しい。
といっても「D」の真ん中の空洞部分にあたる小島に小高い木が生えていて、その先が見渡せない。つまり「D」の「|」の部分が隠れてしまっている状態である。これは果たして「D」と呼べるのだろうか? 呼べないかもしれない。
しかしそんなモヤモヤも含めて池フォントの味なのだ。
こうなると最初からGoogleマップを使えばいいような気がしてくるが、それを言っちゃああんまりである。 自分の足で撮影した「D」はぼくのせめてものDPZ魂なのだ。
池の形に切り抜いて「文字」にする
とにかく素材がそろったので、画像加工ソフトを使って、池の形を切り抜いてみた。これが「池フォント」で作った「DPZ」である。
まあそりゃそうかという感じなので、ここは素直に「D」池もGoogleさんの力を借りようと思う。
全アルファベットをコンプリートしたい
ちなみに最後の「D」は洗足池ではない別の場所にある池だ。あらためて地図で探したらもっといい形の「D」があった。
今回は東京23区の「D」「P」「Z」の形をした池に絞って探したが、全国まで視野を広げれば、全てのアルファベットが揃えられるかもしれない。
池の形を利用して文字を作るのは楽しいので、また新たな池フォントを見つけたらストックしていきたいと思う。