先々月、ブックフェスティバルの実行委員の方々と打ち合わせをした。せっかく、拙著「妄想工作」がご縁でお呼びいただいたのだ、妄想にもとづく工作を何かぶち上げようという話になる。
このフェス、本にまつわる旅をしに高遠へ来てもらおう、という「ブックツーリズム」の試みの一端である。お手本となっているのは、すでにヨーロッパに点在する「本の町」たち。なかでも高遠の試みは、イギリスの「ヘイ・オン・ワイ」という小さな町に触発されてのものだとか。
ならその本家本元の町をジオラマにして、会場に飾っておこう!と相成った。そしてどうせならでかいものを!ぶちあげてしまえ!「本の町」にちなんで、本がベースになったジオラマだ。要するに飛び出す絵本のようなものを作ろう作ろう。
「でかいジオラマ!」と打ち合わせで大いに盛り上がり、高速バスで東京に戻る。そして後日送られてきたのが、本の表紙部分。 |