SEは 2000年にアメリカで初めて研究がなされた構想である。こういう着想、アメリカがさすがに一歩先を行っている。当地では早くもその建設を目的とした会社ができているほどで、これらイメージもアメリカで制作されたものである。
初めて見た方は「えー!!本当なのこれ?」と思うだろう。私もそうだった。あんな上空(というかほぼ宇宙)から紐をまっすぐに垂らせるものなのか?細そうな紐はどれだけの重さに耐えられるんだ?だいいち紐の材料って何だ?本当に上空のステーションは静止していられるのか?自問に次ぐ自問、謎だらけで頭がパンパン。
しかし、例えば静止衛星。宇宙エレベーターもこれと同様だ。静止させたステーションから地上に向けテザーを垂らしていけばよい。
そのとき重心もそれに伴って下がっていくので、反対方向にもテザーを伸ばしていってバランスを保つのだという。ちょうど、川面に魚を発見して、岸から網で掬いたいというとき、手は魚に向かっていっぱいに伸ばすが落ちないように足を思い切り踏ん張る、みたいなものか。身近な例でこちらもバランスをとってみた。
問題は、強度があってかつ軽い素材の研究だが、近年カーボンナノチューブが発見されたことで、かなり現実味を帯びてきたという。がぜん興味が増すではないか。私の生きてるうちに、エレベーターで「宇宙に参りまーす」なんてことになるかも?
ロボコンのようなすがすがしい雰囲気
さて話を宇宙から船橋市に戻そう。今日の競技会は、SEに絶対必要な技術を向上させるための、試金石ともいえるイベントである。 |