僕だけでなく周りにいた家族連れも見つからないヤッホーポイントに戸惑っている。さらに探すとなるとまた坂を越えなければならない。子供は行きたがっているのだがお父さんはもういっぱいいっぱいだ。
僕は日本一を体感したい。進む道を選ぶ。すると子供が
「ほらー、あの人行ってるよー。あっちなんだよー。行こうよー」
とせがみ始めた。お父さんは疲労困憊。どうやって止めようか四苦八苦だ。これはいけない。どうにか止めなければ。
僕「もしヤッホーポイントがあったらヤッピーって言うからそしたらおいで」
なぜヤッピー。それはわからないが僕がそうやって子供を諭す。
子供「わかった。ヤッピーって言ってたらそっちに行くね」
いきなり話しかけたことにお父さんはうぇ!?ってなっていたが子供はどうにか聞き分けてくれた。僕にはお父さんの心のヤッホーが聞こえた。 |