デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


フェティッシュの火曜日
 
人は大切なものをでかく描くのか

 

手前から、あゆむ君(5才)、おうしろう君(3才)

子供のお菓子観

前ページで人生経験というキーワードが(半ばこじつけで)登場したが、それでは人生経験の少ない子供はどうだろう。

ちょうど、家に子供連れの友人達が遊びに来たので、一筆描いてもらうことにした。題材は、みんな大好き、コアラのマーチである。

参加してもらったのは3才と5才の男の子。ちなみにコアラのマーチは5才のあゆむ君の大好物だそうだ。


手際よく箱を書いてから、お菓子を詰め始めるあゆむ君
カンニング行為発覚

不正を終えると、何食わぬ顔でさらさらとペンを走らせるおうしろう君

 

ロールシャッハと池の水

5分ほどかかって、二人とも自分なりのコアラのマーチを描いてくれた。大小いろんなのを描いてくれたので、いちばん原寸に近いと思うものを選んでもらう。


ロールシャッハ的コアラのマーチ
池の水を顕微鏡で見たみたいなコアラのマーチ

前ページのライター陣の図も、それぞれ個性があって面白いなー、なんて思ってみていたのだが、子供の自由さはそれをはるかに上回った。


形は違うけど、サイズはかなり近い。あゆむ君の作品


ものすごい気を放つコアラ、という感じのおうしろう君作品

ただの心理テストなのに思わず「作品」とつけてしまった。

ちなみにあゆむ君の作品の線がところどころずれているのは、実験後に本人がビリビリに破ってしまったからです。子供、自由なうえに荒々しい。野生だ。


終わると同時にすごい勢いでコアラのマーチを食べ始める二人

 

対して大人のお菓子観

比較のため、大人たちにも描いてもらった。


顔が真剣
全身が真剣

だいたいみんな誤差1ミリ程度におさまった

彼はぴったり。すごい得意げ


なんか違うけど、かわいい
うまくいくと妙にうれしいのです

なんだかみんな、割と近い。いい線行っている。やっぱりコアラのマーチが好きなんだろうか?

きいてみたところ、いい線行ってた人たちは、みんな好きだそうだ。

ただひとり、「別に好きじゃない。ふつう」って答えた人がいた。その人が描いたのがこれだ。


小さすぎる上にいろいろわかってない形

結果を総合すると、こんな具合。


実物との大きさの違い(単位:mm)

今回の結果はわかりやすかった。好きな人が大きく、そうでない人は小さく、だ。ストレートに熱意が結果に現れた。

それにしても、見ただけでおうしろう君の情熱、そして野性味がビリビリ伝わってくるグラフである。

 

次ページでは、最後にもうちょっと広くアンケートを取ってみます。

 

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.