夏だ! 気象庁によると今年の夏もキチンと平年並みに暑いそうだから、うだるような暑さがしばらく続くわけだ。朝から暑く、もちろん昼も暑く、夜も暑く寝苦しい。
そんな暑い夏を代表する食べ物のひとつが「そうめん」だと思う。 そうめんは冷たく涼しげで、夏の暑さを忘れさせてくれる食べ物だ。夏しか食べないが僕の大好物でもある。夏場はほぼ毎日食べていると思う。
そこで、より涼しくそうめんを食べてみようと思う。
(山野 恵亮)
流しそうめんは涼しく感じる
夏は暑い。 でも山野家はどういうわけかエアコンをつける習慣がなかった。そのため、僕は一人暮らしを始めてからも、エアコンをつけることはなく、窓を開け扇風機とウチワで涼んでいる。 また、涼しげな感じがする風鈴やそうめんも夏を涼しく過ごす必須アイテムになっている。
涼しくそうめんを食べるならやはり「流しそうめん」だと思う。 半分に割った竹に水が流れ、そこを流れるそうめんは文句なしに涼しく感じる。 そこで都内で流しそうめんをしているお店を探したのだけれど、見つけることができなかった。仕方ないので、竹を取ってきてと思ったのだけど、面倒なのでこれも中止。しかし、世の中便利なもので、流しそうめん機というものがあるのでそれを買いに行くことにした。
便利だけど高かったので購入を見送った。 ちなみにこの「せせらぎ」の隣には家庭用回転寿司機も売っていた。買わなかったけれど。
僕が流されるという逆転の発想
流しそうめん機をあきらめて、店内をぶらぶらしていたら、浮き輪が売られていた。ふと「そうめんではなくて僕が流されるのはどうだろう」と思う。流しそうめんはそうめんが流れるが、僕が浮き輪に乗って流されながらそうめんを食べるのだ。絶対に涼しいはずだ。 ということで勢いで浮き輪を購入。
僕が浮き輪に乗って、そうめんの入ったボールをお腹に置いて、箸とめんつゆを持って流されながらそうめんを食べる、「流されそうめん」。
浮き輪を買った時は「流されそうめん」がなんだかいいアイデアな気がしたのだけれど、家に帰ってから冷静に考えると、流されに行くのがとても面倒なことに気が付いた。
でも、まぁ浮き輪を買ったので流されそうめんに出かけることにした。