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ひらめきの月曜日
 
パイナップルで肉は柔らかくなるのか

柔らかいけども。

どうにか焼けた。一つのフライパンで調理しただけあって、どれも同じ時間、同じ火力で焼いた物だ。


パイナップル肉が崩壊している。

まずは、竹串で刺すことで硬さをチェックしてみよう。果たしてスルッと入ってくれるんだろうか?


まずは無処置肉から。案の定、ある程度の力を入れないことには竹串が入りません。

よし、これが基準だ。これよりも竹串がスルリと入るようなら、それは「効果アリ」ということになろう。


ハチミツ肉。あれ? スルッと入らない…。もしや表面がカラメルで硬くなったのか?
牛乳肉。スルリと入った。えー、効果あんの?

玉ネギ肉。あ、スルスル入ります。良かった。やっぱり効果あるんだ。
パイナップル肉。そらもうズブズブですわ。

ここでもパイナップル肉の柔らかさが抜きん出ていた。ハチミツ肉がまさかのドン尻という結果に終わったが、これは焼き方にも問題があったのだろう。それに竹串判定では真の柔らかさが分からない。

やはり実際に噛んでみてこそ、だろう。


ハチミツ肉。肉自体が柔らかくなったというよりも、繊維がホロホロと崩れました。ハチミツの味も嫌じゃない。
牛乳肉。ハチミツのように味に影響もなく、それでいて適度に柔らかい。なかなか優秀です。

玉ネギ肉。味の点で言えば、これが一番おいしかった。柔らかさもまずまず。
パイナップル肉。表面こそ柔らかかったものの、噛んでみると他の肉とそこまで大差なし。

意外だった。表面があれほどボロボロになったパイナップル肉も、中は適度に噛み応えのある肉だった。数時間といわず一晩放置しておけば、中まで柔らかくなったのかもしれない。

でも、そこまでして肉を柔らかくしてどうなるというのだ。肉の柔らかさ=おいしさなのか?

「いいや、違う!」と断言したい。確かにパイナップル肉は、今回試した中では一番柔らかかった。でも、味はダントツで好みじゃなかった。


断じて、おいしさと柔らかさは比例しないのだ!(確かに柔らかいけどな!)

やっぱり別々で食べよう

「味が気に入らないなら、パイナップルを洗い流してから焼けば良かったのに」という方がいらっしゃるかもしれないが、それは「食べられる部分を捨てろ」と言ってるのと一緒である。貧乏性の私には、もったいなくて実行できそうにない。

それよりも、鴨肉料理におけるオレンジソースのように、豚肉に合うパイナップルソース等のレシピを考えた方が、誰にとっても幸せな気がした。豚とパイナップル、合うのかどうか未だによく分かってませんが。

いや、そもそも、肉はそこまで柔らかくなくていい。だから酢豚のパイナップルも、もう入れなくていいんじゃないかという気がするのですが、どんなもんでしょうか。

パイナップル自体は素晴らしくおいしいのにねぇ。

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