スパゲティが好きだ。 食べると、イタリアのマンマを思い出す。 …というほどでもないが、調理が簡単(ゆでてソースをかけるだけ)なので、夕ごはんに重宝している。 そして100円ショップが大好きだ。 スパゲッティが100円で売っているからだ。 その100円ショップのスパゲッティで、大きな発見をしてしまった。 なんと、100円ショップのスパゲティは世界各地で作られているのだ。
(text by 工藤考浩)
近所の100円ショップ
自宅から歩いて10分ほどのところに、大きな100円ショップがある。 この100円ショップは、生鮮食料品や100円のチューハイ(100円じゃない酒類もある)を売っているので、よく利用する。 デイリーの記事で使う小道具を購入もするし、普段の食料もここで買っているので、僕の生活になくてはならないお店だ。
その100円ショップの、パスタコーナーがすごい。 ふつうのスパゲッティーだけでも数種類販売されている。 どれを選べばいいか迷うほどで、銘柄はともかく、品数だけでは高級スーパー並だ。
こんにちは 世界の国から
売られているスパゲッティー、どれにしようかと迷いながら何気なく原産国を見たところ、そのバリエーションの多さに驚いた。 パスタといえばイタリアと思いがちだが、ここで売られているのはもちろんイタリアもあるが、それ以外にもトルコやギリシャなど、様々なのである。 なんとインターナショナルなのだろう。
全部買ってきた
「世界の品々」というとデパートの食品売り場みたいなキャッチコピーだが、100円ショップのパスタコーナーがこんなことになっているとは。 人件費の安い日本以外のアジアの国で作っているというなら納得できるが、ギリシャにもトルコにもそういうイメージはない。 むしろ「ギリシャ産のパスタ」なんていわれると、高級品かもと思ってしまう。 それが100円なんて!と、おもわず全部買ってきてしまった。
お国柄が味に出るか
ずらりと並んだスパゲッティーに、しばらくは食うに困らんぞという幸福感を感じつつ、これらを食べ比べてみよう。 原産国によって、味に違いはあるのだろうか。 検証のため、100円ショップじゃない店からも数点購入してきて、食べ比べてみよう。