板のしたのほうに基準となる線が引いてあり、ガラスが厚ければ厚いほどガラスに反射した線が離れる。その距離で厚みが分かるしくみである。
装置、というか模様が描いてある板だ。
なるほどねーという思いとなーんだという思いが入り交じる板である。ドイツ語しか書いてないのできっとドイツ製だろう。やるな、ドイツ人。
(見る位置によって数字が変化するので、この記事に登場する数字はだいたいのものだと思ってください)
2500円でした
東急ハンズでたまたま見かけて買った。たしか2500円ぐらいだったと思う。ずいぶん高い。買ってみたら板だった!ということではなく、その場で板であることを知って、でも欲しくて買ったのだ(売り場をひとまわりして頭を冷やして、でもやっぱり買った)。
この板を見せるとたいていの人が食いついてくる。なるほど!おもしろい、という反応である。だが、値段を言うと黙ってしまうのだ。
「………板なのに?」
「これ、つくれるよね」
でも土曜日に書いてるライター住さんは
「アイデア料も入ってますよ」
そうはげましてくれた。ガラスの厚みだけではなく、人間関係も測ってくれる板だと思って2500円に折り合いをつけたい。あときっとドイツ製だから交通費も入ってるに違いない。
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