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はっけんの水曜日
 
映画を上映してみたい!

映画館には何回来てもドキドキしちゃう

僕は映画が好きだ。

DVDなどを借りてきて家で観るのも好きなんだけど、やはり映画館という特別な場所で観る映画はタマラナイものがある。

そんなわけでしょっちゅう映画館に通っているのだけれど、意外とどうやって映画を上映してるのかって知らない。映画館ってよく行く場所なのに謎がいっぱいだ。

ということで、その辺を調べて、僕も自分で映画を上映してみたい!

(絵と文:北村ヂン



映画ってホントーにイイもんですねッ!

大画面液晶テレビやレンタルDVD(最近じゃブルーレイディスクなんかも)が普及して、家庭でもかなり迫力のある映画を楽しむことが出来るようになっている昨今だけど、やっぱり真っ暗な空間でスクリーンに集中することが出来る映画館の魅力っちゅうのは捨てがたいものがある。

映画館気分を味わいたくて、自宅で部屋を暗くしてDVDを観たりすることもあるけど、やっぱり自宅じゃメールや携帯電話が気になっていまひとつ集中することが出来ない。(それに、途中で著しくむなしい気持ちにもなるし)

その点映画館では「携帯電話を鳴らしたら死刑だ!」くらいのイキオイで携帯の電源を切るように促されるので、イヤでも映画に集中出来てしまう。

飲み食いしながら映画を観るっていうのも楽しい。普段、暗いところで何かを食べるなんてまずないもん。

映画館の定番食べ物といえばポップコーンだけど、映画館の暗闇の中で食べるポップコーンって何であんなに美味しいんだろうか。家じゃあポップコーンを食べようなんて気にはめったにならないのに……。

いやあ、やっぱり映画館って本当にいいもんですねっ!

そんな感じで、わりと頻繁に映画館に通っているのだけれど、意外と映画がどういう風に上映されているのかって知らないなーと思った。

そもそも映画館に行っても、チケット売り場の人と、チケットもぎりの人くらいしかスタッフとは会わないもんな。

肝心の「映画を上映している人」って会ったことがない。

多分、この辺にいるんだと思うんだけど……

 

あこがれの職業、映写技師

……ということで、是非とも映画を上映している人に会いたいと思い、池袋にある名画座「新文芸坐」さんに取材を申し込んだ。

「新文芸坐」の前身である「文芸坐」には学生時代、「江戸川乱歩映画オールナイト」やら「ゴジラ映画一挙上映」などのマニアックな特集上映に足繁く通っていた。

最近でも「高倉健特集」「京マチ子特集」などグッとくる特集を組んでいる、思い入れのある映画館のひとつなのだ。

昔はきったねー映画館だったけど、今はこんな近代的に……

さて、そんな新文芸坐で映画を上映しているのはどんな人なんだろうか!?

はい、こちらが新文芸坐の映写技師、梅原さん!

僕の中で映写技師っていうのは映画『ニュー・シネマ・パラダイス』に出てくるオヤジのイメージなので、もうみんなに夢とロマンを与える仕事だと思い込んじゃっています。

だから

もはやこう見えている

ま、そりゃあ裏方のお仕事なんで、そんな派手ではないでしょうけどね。

それじゃ、映写技師の実際のお仕事を見せてもらいましょう!


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