■ダイドー
「まるい感じ、匂いがある」「中国茶っぽい味がする」「渋いかも?」「苦みが少し強い」「ジャワティーっぽい」「じわじわくる」「渋め」「すーっと入ってくるのに最後にほのかに滋味を感じる憎さ」
この辺で、かなり不安になってきた。
うーん、うーんと唸りながら採点をしていたのだが…、味が繊細すぎて、自分の感想は正しいのか、皆が確信が持てなくなってきたのだ。
というか、沖縄の人は、そんなにさんぴん茶を気にして飲んでるのか?
気になったので、沖縄出身の知人に直電してみた。
「いや、僕は特に銘柄を気にして買ってないですね…。こだわりもないし。ある人もいるんでしょうけど。え、飲み比べしてるんですか!? ハハハ」
……てことは、そんなに試飲も真剣にやらなくてもいいのかも。いや、やるけども。
ちょっと安心しながら、ウチナンチューに笑われた試飲会は続く。
「次、チェリオ飲みますよー」と言ったら、皆が「チェリオ! チェリオ!」となぜかテンションを上げていた。チェリオは友達。どんな味がしようと、僕らの好きなメーカーだ。 |