当サイトでおなじみの料理アイテムといえば「干し網」に次いで「食用色素」ではないかとひそかに思っている。
食用色素は私も去年記事で使ったため持っているが、一度に使う量は耳かき一杯程度なので全然減らない。 だいたい食紅なんて普段の生活では使わないものだ。
ではいっその事ぱーっと使ってやろうじゃないか。日の目を見ない彼らに活躍の場を!
という事で、 いつもの食べ物に虹色の魔法をかけてうきうきするプロセスをごらんください。
(ほそいあや)
イタめしを作ろう
イタめしといえばスパゲティ。いつものスパゲティをもっとイタリアらしくしたい。
イタリアンスパゲティ
これよりもイタリアンなスパゲティがあるだろうか。日本の日の丸弁当にも負けないナショナリズムが今、スパゲティに宿った。
食紅たのしい。この調子で各国の食材をどんどん染めてゆきたい。
…しかし後で調べると「イタリアンスパゲティ」というのはイタリアのパスタの事ではなく、名古屋近郊の「ナポリタンを基本としたスパゲティ」との事らしい。がーん。日本じゃないか!
名称だけで言い張っていたのに。確立したものががらがらと崩れていく音がした。しかし生活にはそんなに影響はないので別にいい。次いきます。
さて、パスタは茹でるとバラバラになってしまうので、ここでイタリアは終了。
レインボースパゲティ
いつものペペロンチーノがファンシーに!そうめんに入っている色つき麺を集めたようで、ノスタルジックな気分になる。食紅冥利につきるというのはこういう事だ。意味があるとかないとかは考えてはいけない。
真っ白いものどんとこい
へんなパスタを食べたところで次の実験にうつります。 先日、食紅を使ったレシピを探していると言ったら、友人が「恐竜のたまご」の作り方を教えてくれた。 …恐竜のたまご? ちょっと難しそうだが、試してみますよ。
転がすとメロンのような編み目ができる。 スプーンで叩くと弾倉のように丸いヒビが入る。 いろんなパターンでヒビを入れておくのがおすすめ。
卵よりひとまわり大きいくらいの容器を個数分用意し、食塩を濃いめに溶かした熱湯で食紅を溶かす。そこに殻のまま卵を沈める。