「舞台を『よみうり演芸場』ってことにして、訪れたお客様には新人芸人となっていただいてお化け屋敷にはいっていただくと。中には売れないで亡くなってしまった芸人の霊たちがいろいろいて、お客様は先輩芸人たちの叱咤激励を受けながら舞台を目指していただくんです」
−−すごい!お化け屋敷と思えない(笑)
「まさしく対極ですよね、恐怖と笑いって。それをうまく取り入れたかなと。普段は怖くて入れないって人にもご利用いただいて成功しましたね」
−−たしかにお笑いなら見てみようか、と思うでしょうね。
「その前にやった『怪談屋敷』が怖すぎてあまり人が入らなかったんですよ(苦笑)。ターゲットによるんですよね。ファミリー層に楽しんでもらいたいので、怖すぎるものにすると子供が絶対入らないんです。でも、高校生や大学生くらいになると中途半端な怖さじゃ面白くないですし」
−−仕掛けのほど良さも大事でしょうね。
「『笑撃!〜』は仕掛けも上手くいきましたね。最後に驚かせるポイントが、最後舞台に立つんですが『その前に身だしなみを整えてください』って書かれた鏡があるんです。そこの前に立つと、目の前の鏡が落ちて奥からおばけが出てくる、っていう」
−−分かってても驚きそうです、そういうの! |