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ひらめきの月曜日
 
本を逆さに読むと頭がよくなる気がする

第3ラウンド「イカジャガ」

ドリル、書道ときて次は料理だ。われながら「あれもこれもで結局収拾つかず」な展開になっていると思う。胸を張ろう。

やり方はこれまでと同じだ。

1・まずは何もせずに普通に調理する
2・本をさかさにして5分読む
3・間髪いれずに調理

これで、調理時間の短さと料理の出来を競いたい。作るのは作りなれた「イカジャガ」とした(肉じゃがの肉をイカにしたものと思ってくれ)。

スルメイカが高かったのでヒイカという小ぶりのイカを買ってみた。墨袋はすでに処理されていたが骨を抜かねばならず、作業スピードの速さには集中力の有無がダイレクトに反映されると思われる。いざ、いざ。


イカジャガの材料を半分にして準備 今回逆さ読みしたのは、レシピ本

料理写真はひっくり返すと「落ちそう」

レシピの本はレシピ部分が横書きだったのでひっくり返した状態でもサクサク読めた。これなら逆さに持った本片手で料理をしてもほとんど問題ないとは思う。

ただ、料理の写真が落っこちそうなのが気になって落ち着かない。


見本として、手持ちの料理写真を逆さにしました ほら、なんか落ちそうでドギマギしませんか

料理が皿から滑っていくようだ。きゃー。

今回ばかりは脳みそがきしむというより、落ちてきそうな料理写真を前に胸のほうがドキドキした。いかん、これでは集中力が高まるというよりむしろ散漫になってしまいそうだ。

結果、どうなったかといいますと……。


手早くイカから骨を抜く、手際に差はあったのか

調理時間は逆さ読みナシで4分07秒、アリで3分50秒だった。


小幅に短縮(横軸は、秒)

逆さ読みしてからの方が短くなっている! が、やはり実感として「より集中できてる」という感じはしなかった。そもそも私は相当なせっかちなので、料理をするときはものすごく集中してヤケみたいなスピードでさっさとやる癖があるのだ。どっちも無心で特急で料理したし、微妙な差の17秒はおそらくほとんど誤差の範囲なんじゃないかと思う。

驚いたのは、調理時間というより味のほうだった。

おどろきの味

両者、冷めるまで待って試食してみたのだが、


どうだ? むむっ?

びっくりするほど同じ味だったのだ! ちょっとしょっぱめだなあという反省点も含めて全くといっていいほど同じ味だ。


同じさ加減はグラフにもあらわれた

普段は市販のめんつゆで作るところ、今回はちゃんとみりんだの酒だのしょうゆだのを使ったのに、である。

逆にすごいんじゃないか。

甘辛い煮物の味の安定感を思い知った。


第二ラウンドでわかったこと

・レシピは逆さにしても読みやすい
・お皿に載った料理の写真は逆さにすると落ちてきそうで落ち着かない

・甘辛い煮物の味は何度作ってもだいたい同じ味になる


見た目も同じだ


脳は確かにミシミシしました!

最終結果はきれいに1勝、1敗、1引き分けとなった。

だが、脳のミシミシ感は大きな収穫だったように思う。明らかに変な脳が働いてる気がする。

今回は短期戦だったので結果が出なかったが、たとえば毎日朝5分本を逆さに読むとか習慣にしてみたらおいおい結果が出てきたりするんじゃないか。ちょっと本気で試してみてもいいですか。

結果は5年後ぐらいに発表したいと思います。けれどそうなると5年間ずっとエイプリルフールの自分にだまされ続けられることになるわけで、なんだか昔話の人みたいになってる気もして迷ってます。

とりあえず、買った脳トレ本を毎日やるか

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