第2ラウンド「書道」

本の逆さ読みが本当に、右脳を活性化するのであれば、きっと美しい字がかけるはずだ。

書道セットを用意、先ほどと同様に

１・まずは何もせずに書道だけする。書いていいのは3枚まで
２・しばらく時間を置いて、本をさかさにして5分読む
３・間髪いれずに書道。また3枚書く

というルールで行った。

漫画は逆さに読みにくい

驚いたのだが、普通の活字の本よりよほど単純だろうと思っていたマンガが先ほどと比べ物にならないくらい読みづらかった。

私が選んだのが「ドラえもん」だったのもいけなかったか、ひらがなが多いのが読みづらい。そして、横書きより縦書きの方が文字を追うのも大変なことが分かった。

試しに木曜ライターべつやくさんのマンガのコマを逆さにして載せさせてもらいました。どうですか、普通に読むのと比べてかなり時間がかかりませんか。

なんか選ぶコマをやや間違えたような気がしなくもないが、なんとなくまた脳みそがミシミシするのは味わっていただけたのではないでしょうか?!

さくさくどんどん読んでしまうことの多いマンガだが、今回ばかりはかなりじっくり1ページ1ページに目を通した。「ドラえもん」をここまでじっくり読むのはいつぶりだろう。マンガは1冊買ってもすぐ読み終わってしまうのでもったいない気がするが、じっくり読んで元をとりたいなら逆さにして読むといいかもしれない。

それでは結果を、どうぞ

それはそうと、書道だ。

3枚書いたうちで一番いいと思えるものを自分で選んでみた。お題は「晩ご飯」である。迷った末に漢字と平仮名のバランスを考えて決定した。

なお、書道の腕については中学での書道の授業以来ということでどうかご了承ください。

正直、逆さ読み前の方が上手くかけている気がする。企画会議の際に出席していた皆にもジャッジしてもらったのだが、やはり同様の結果だった。

書いている間も、逆さに読んだ後の方がスラスラ筆が進むといった感じはなかった。残念だ。

しかしこれはきっと、そもそも私に書道の心得がなかったからじゃないかと思うのだ。墨汁が垂れないかとか、「晩」って字はこれで合ってたっけ？　とか、書道以前のことに気をとられまくっていた。

なんだか逆さ読み効果をかばうような書き方をしているのは、まだまだこの企画を続けたいからだ。

というわけで、続けさせてください（お願い）。

続いては、料理

と、お願いしてまで選んだ次の競技は料理だ。

逆さ読みで得た集中力で手さばきが早くなるんじゃないか、そして研ぎ澄まされた味覚によって、いい味のものが作れるんじゃないか、と思うのだ。試してみたい。