続いてはマスキングするための音源を用意しなければならない。「音姫」は流水音が流れるらしいが、男性版は主に排便をターゲットとするため、流水音ではちょっと弱いと思うのだ。時々、自分でもビックリするような音が出ることがある。あの音量を侮ってはいけない。流水音程度は隠せないだろう。
どんな音でどれくらいの音量だったら適当なのか?
見当もつかない。
滝か?
ダムの放水か?
いや、爆破音という手も考えられる。
しかし、ゆっくりと排便したいのに放水音や爆破音が鳴っていては落ち着けない。逆に驚いて出るべきものも引っ込んでしまう。
マスキング音の検討段階で、「音太郎」の開発は行き詰まってしまった。
どうしよう?
仕方ないのでとりあえず「音太郎」のTシャツを作ることにした。 |