離れてると便利ですよね
「ポッキーは、チョコレートが付いてるところと付いてないところがつながっていて食べにくい」。そんな消費者の意見から生まれた、セパレートタイプのお菓子。
今やポッキーだけでなく、たくさんのお菓子でセパレートタイプが発売されている。「離れてます」をウリにした商品たちだ。
今日はそんなセパレート系お菓子4点を集めて、試食レビューしてみます。
(text by 石川 大樹)
まずはポッキー
まずは本家セパレート系お菓子の、ポッキーから。
つい去年まで、端っこにチョコレートが付いてないことは、ポッキー最大の特徴でもあった。しかし2度の消費者調査を経て、メーカーは商品の根幹の部分を変更。セパレートタイプの発売に踏み切ったのだ。その結果、バカ売れ。
メーカーの英断に敬意を表しながら、さっそく試食してみよう。
セパレートタイプ・ポッキーの感想
・チョコが付いてるところと付いてないところが分かれていて、食べやすい!
・チョコが付いてるところの味、ついてないところの味を別々に楽しめて、2倍おいしい!
・本数で言うと2倍入っている!
セパレートでよかった度:★★★★★
なんといきなり★5つ。いいことずくめだ。セパレート、やっぱりすごい!
ポッキーに続け。きのこの山
そして後に続いたのが、きのこの山だ。
実は筆者はきのこの山が大好物なのだが、以前から「このチョコとスナック、離れてればなあ…」と思っていたのだ。そして待望のセパレートタイプの発売。初めてコンビニで見つけたときは、うれしくて思わず全校集会の講話で取り上げてしまったほどだ。(筆者は埼玉県の小学校で校長をつとめている)
セパレートタイプ・きのこの山の感想
・チョコレートの部分とスナックの部分が分かれていて、食べやすい!
・チョコの味、スナックの味を別々に楽しめて、2倍おいしい!
・個数で言うと2倍入っている!
なんと、またまた★5つ。セパレートタイプはまさに発明だ。
ボウリングにも影響。チュッパチャップス
定番の棒付きキャンディー、チュッパチャップスにもセパレートタイプが登場。
ちなみに本国アメリカではセパレートではなく、「split」と呼ばれているそうだ。ボウリングでピンが分かれることを「スプリット」と呼ぶが、あの呼び名はこのチュッパチャップス「splitタイプ」が由来だ。
セパレートタイプ・チュッパチャップスの感想
・アメの部分と、棒の部分が分かれていて食べやすい!
・棒を口に入れなくていいので、子供が誤って飲み込むこともなく、安心!
・棒がつばで汚れないので、あとで手品などに使える!
セパレート!セパレートや!!!!!おっと、興奮してすこし取り乱してしまった。もちろん★5つ。やっぱ実力あるわ。
セパレートの新時代、ガリガリ君
そしてセパレートタイプ商品の中で、今もっとも先を行くのがこの、ガリガリ君。実はお菓子以外の商品で、初めてセパレートを取り入れたのがこのガリガリ君なのだ。
セパレートアイスの登場に、「時代はここまで来たか」と感嘆せざるを得ない。
セパレートタイプ・ガリガリ君の感想
・アイスの部分と、棒の部分が分かれていて食べやすい!
・棒がつばで汚れないので、手品などに使える!
・パッケージを開けただけで当たりかハズレかがわかるので、アイスを食べたくないときでも便利!
うおー、★5つ!セパレート、最高!最高峰!バンザーイ!
セパレートは至高
食べやすさの点でも、おいしさの点でも、非の打ち所がないセパレートタイプ。その登場は、まさにお菓子業界のパラダイムシフトであるといえるだろう。