今やライターも大所帯になったデイリーポータルZ。その編集長的位置にウェブマスターとして林雄司さんがいるのは周知の事実だと思うが、さらにその上位に裏ウェブマスターがいるという。編集方針・管理などの最終決定権を持つ存在だとか。
今回、普段なかなか人前に出ないという裏のウェブマスターにお話をうかがうことが出来た。これまでのデイリーポータルZ、そしてこれからについて話を聞いてみた。
(大坪ケムタ)
インタビュー前日、裏ウェブマスターは裏だけに直接お会いできないということで、全て電話インタビューでやることを指示された。ううむ、それは仕方なかろう、裏だけに。その代わり、基本的にNGだった顔写真を送っていただけることになった。まず携帯に取り急ぎ送られてきたのがこの写真。
さすが裏を名乗るだけあって裏なかぶり物着用だ。秘密教団とか獄卒にありがちな三角帽の覆面がこんな身近にいるとは。これを画像解析し、もう少し解像度をあげた写真がこちら。
ちなみに頭の「Y」は「Z」のひとつ上、ということで裏ウェブマスターには必ずつけられるマークだとか。「決してY○hoo!のYではない。そこだけは強く書いてほしい」と指示されたのでキチンと記しておく。
さて前述したとおり電話インタビューとなったが、「記事を構成する必要上、なんとか写真を‥」と頼み込んで手に入れた裏ウェブマスターのポートレート写真と共に貴重なインタビューをお届けしたい。
−−今回はよろしくお願いします。
「あっ、どうもいつも玉稿ありがとうございます!ライターの皆様にはいつもいつもお世話になっておりまして‥」
−−見た目の割に腰低いんですね。
「ライターと読者あっての我々ですから、はい!たとえ編集部がある大森と見てる皆さんの距離が離れていても、心だけは身近な関係でいたいじゃないですか(笑)」
−−最近はライターやゲストライターも増えて、これまで以上に多彩な記事になってきました。
「そうですね!ブログが一般的になって、自分でやったり書いたりする人が増えてきました。その中でぜひデイリーポータルZに書きたい、という人が増えてるのは嬉しいことですね(笑)」
−−そういうニーズに対応して『風雲!コネタ城』や『ちょっと見てきて&見たいわ』も人気です。
「投稿してくれるユーザーの皆さんは本当にありがたいです!家にいながら日本各地、世界のものが見れるってのはインターネットならでは。これぞワールド・ワイド・ウェッブじゃないですか?(笑)」
−−4月以降のデイリーポータルZはどうなる予定ですか?
「ちょっとしたリニューアルを行って、よりユーザーの皆様と密着したサイトになりたいと思います!特に新しく始まる投稿コーナーは期待してくださいね(笑)。皆様の投稿お待ちしてます!」
まるでその場の思いつきで書いたような答えしか返ってこなかった裏ウェブマスター。だが子供の頃嫌いだった煮物が大人になって好きになるように、何年もかけて真実に近づけば近づくほど「本当のこと」というのはシンプルになっていくのだろう。この文章もかなり思いつきだが。
画用紙で三角帽作って袋を被るだけ
この三角帽の覆面、とりあえずすぐ怪しくなるので威厳を持ちたい上司や先生なんかはぜひ明日の朝礼からでも取り入れてみては?黒のゴミ袋に穴を開けるだけですぐ出来るそうです。