県境をゆく
今回は「できるだけ消しゴムはんこの世界に長くいたい」という正直な記事だ。なら例えば47都道府県を彫っていけば、いつまでも消しゴムと一緒にいられるのではないか!
「趣味」「手芸」というものは、その成果(何かのコレクション、手編みのセーターなどなど)を目的に身を投じるものだとは思う。けれども「今この両手を何かに従事させたい!」という欲求も、立派な目的といえる。手は常に何か「いじるもの」を求めている!
つい興奮してしまったが、まあ落ち着こう。まずは図案をトレーシングペーパーに書き写し、それを消しゴム表面にこすりつけて転写するところから始める。 |