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ひらめきの月曜日
 
カンガルーのオッサンっぽさを見て回る
 


 動物を見て「かわいい」と思う。誰にもあることだろう。他にも「強そう」とか「大きい」とか、動物を見て浮かぶ形容詞にはいろいろあると思う。

 私が動物を見て感じるそんな形容詞のひとつに、「オッサンくさい」がある。動物は意外とオッサンっぽい。特にカンガルーは、ずばぬけてオッサンくさいと思う。

 オーストラリアのかわいい有袋類、カンガルー。世間一般ではそんな風に思われている気がするが、実のところ、カンガルーにはかわいいだけでは済まされないたたずまいがある。

 今回はカンガルーのオッサンくささを検証・普及するため、動物園をめぐってカンガルーばっかり見てきました。

 

小野法師丸



●アニマルについてのどうでもいいディスカバリー

  一般的な動物と同じように、カンガルーも普通は「かわいい動物」と思われていると思う。それはそれで否定しない。実際、カンガルーにはかわいいという要素も強くあるからだ。


否定できないかわいさ
それはそれで認めます

 上の写真は、以前に書いた「動物のかわいくなさを見つけ出す」という記事の取材で、埼玉県にある東武動物公園で撮ってきたものだ。そこにはかなりかわいいカンガルーの姿を見出すことができる。

 そうなのだ、カンガルーはかわいい。しかし、同時にそれだけでは看過できない要素もある。


超リラックスムード
人の目とか気にしてない感じ

 これらの写真も同じ動物園で撮影したもの。かわいく振る舞うカンガルーもいる中で、このように妙なリラックスムードを漂わせる個体もいる。

 単に「寝ている」という表現だけでは言葉が足りないポーズ。くつろぎ方がどうもオッサンくさいのだ。


熟睡するマレーバク

 この写真のように動物園で「マジ寝てる」風の動物を見ることはしばしばある。ただ、カンガルーの場合は熟睡ではなく、飯食ったあとに横になってテレビ見てるオッサン風の姿をしていると思うのだ。

 カンガルーにおけるオッサンっぽさの発見。果たしてこれは、他の動物園のカンガルーにもあてはまるものなのだろうか。そういうわけで、カンガルーに注目して動物園めぐりをしてみた。

●日だまりの中のあいつ・千葉市動物公園

 まずやってきたのは、千葉県にある千葉市動物公園。立ち上がるレッサーパンダ・風太くんがいることでよく知られている動物園だ。


風太くんも一応見てきました
ハシビロコウの前で押し問答していた親子

 相変わらず風太くんは大人気。その反面、動かないことで有名な鳥・ハシビロコウの前では、小さな子どもと親とが「これかわいい!」「かわいくないわよ」「かわいいって!」「ちっともかわいくない」と押し問答をしていた。

 そんな様子を横目に見ながら、やってきたのはカンガルーの飼育コーナーだ。


ベーシックなカンガルーとしての振る舞い
ザ・カンガルー

 まず見つけたのは、かわいいチームの方のカンガルー。いかにもカンガルーといったポージングや草を食む様子は、カンガルーとしての正しい姿を見ているように感じられる。

 うーん、オッサンぽくない。と思っていたところに、飼育ゾーンのはじの方にいるカンガルーが目に入った。


くつろぎタイム中
「何?」

 いたいた、オッサンっぽい方のチームだ。東武動物公園同様、くつろぎムードを漂わせて横たわっている。やはりこのポーズは、特定の個体がとるというものではなく、カンガルー一般がやるものなのだろう。

 ポーズだけでなく、表情をアップにするとオッサン度が上がる。


「だから何?」

 なんというか、ホヨホヨだ。かわいさを超えたもっさり感。

 ある意味いわゆる癒し系とも言える雰囲気を漂わせるカンガルー。カンガルーを通してオッサンの底力にも気づかされるような気さえする。


「もう、肛門とかどうでもいいや」
日なた確保

 しばらくこちらを見ていたが、やがて本格的に寝に入るカンガルー。他の個体の肛門が思い切り顔の近くにあるが、そういうことは気にしていないらしい。

 それでいて、しっかりと日なたを選んで寝ている。このあたりも休みの日に寝ているお父さんと似ていると思う。

 どうやら「カンガルー=オッサンっぽい」の図式は成り立ちそうだ。他の動物園の様子も見てみよう。


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