枝も石も土偶も、みんな商品に :: デイリーポータルZ

	このサイトについて

デイリーポータルZストア

	野菜なんてどうだ安藤：唐突に、ということならこちら、野菜ですね。実はここに来てライター吉成さんの親戚に農家の方がいらっしゃると判明しまして（「ブロッコリーの葉っぱがおいしい」より）、あそこと提携できればかなり新鮮なやつをお届けできるんじゃないかと思うんですよ。仕入れはなんとかしてほそいさんみたいにタダでゲットできれば、と思っています。古賀：うーん、ちょっと唐突すぎて不安しか頭に残りませんね。
野菜は要らない人いないと思うんですよ。
	安藤：じゃあパンとかどうでしょう。このパン、コンビニだと120円なんですが、会社の隣の西友だと98円なんですよ。差し引き20円が利益ということになります。古賀：「じゃあパンとか」ってぜんぜん「じゃあ」じゃないですよ。西友で98円でパン仕入れて、ネットで120円で売って22円もうけてって1日パン何個売れば人件費とかもろもろ含めてトントンになるんですか！相当売らなくちゃですよ、パン。西友もびっくりだと思います。安藤：そうかー、うちで在庫抱えなくっていいから、って思ったんですけどねー。
うまいのになー。
	安藤：ターゲットをマニア層に絞るっていうのはどうでしょうか。たとえばこれ。つり革ですね。鉄道好きな人多いじゃないですか。写真は京急のなんですが、たくさんあるので1個2個なくなってもわかんない、いや、ちゃんと仕入れますが、売ればかならず売れるんじゃないかと思っています。古賀：あ、つり革だけ売ってるサイトって見たことありますよ。確かに需要はありそうですね。でも安藤さんが徐々に犯罪の道に入ってしまいそうで恐ろしくなってきました。もっと健康的な感じにいかないものですかね。
これ、家にあったらずっと立ってられるね。

枝、石、そして土偶

安藤：健康的にといえば林さんは10円セットっていって木の枝と石を詰め合わせたものを送りたいっていってました。消費社会に対する警鐘でもありますよね。送られてきてもたぶん窓からざーって捨てて終わりですが。

古賀：林さんなら本気でやりかねないから怖いです。それをとめるのが安藤さん、私たちストア担当者の仕事なんですよ。

安藤：あ、そうか僕も実はストアの担当になったんでしたよね（白々しくてすみません）。

安藤：そういえば大北さんが以前土偶を焼きたいって言っていたのでストアの一角を土偶ショップにしてもいいんじゃないでしょうか。注文が入ったら土を練るところから始めてもらいます。写真送ってくれたら似せて作ったりできそうですね。

古賀：それは普通にいいかもですね！でも自分の顔に微妙に似てる土偶が送られてくるのってどうですか。それは嬉しいんでしょうか。初めて訪れる恋人の家にそんなもの飾ってあったら私としてはちょっと考え直すかもしれません。

安藤：いや古賀さん、普通あれですよ、恋人の顔した土偶作るんじゃないですか。

	安藤：あと僕の会社のデスクに石がたくさんあるんですよ。石リレーの時に記念品として参加してくれた人にあげてたものなんですけど、作りすぎちゃって。これも売っちゃっていいですかね。古賀：うん。売ってもいいけど売れないと思います。安藤：石だから？古賀：そう、石だから。
去年は石に振り回された一年でした。
	安藤：これは最近雑貨屋さんで見つけたんですけどどうでしょう、大きな石です。2000円のが半額の1000円だったんで思わず飛びついちゃったのですが、どうにも使い道ないんですよね、重いし。これも売っちゃいましょうか、1500円とかで。古賀：これは実は私も安藤さんの机にあるの見てちょっと「いいなー」って思ったんですよ。でも橋田さんが見て即「なんだこれ！いらね！」って言ったのを聞いて、これが正しい人の意見だとしみじみ思いました。そもそも、いらないから売るって考えやめましょうってば。
すごい重いんだこれ。