なぜエア新書という本を出そうと思ったのか
――おもしろい試みですが、なぜこんなことを?
石黒さん(以下石) 『去年の初夏に、ある出版社の女性から、エア新書というものがあるぞ、と聞いたんです。おもしろい試みだな、と思って、エア新書のホームページをみていたら、投稿モノだったんですが、あんまりピンとくる本がなかったんです。僕ならもっと面白くできると思いました。一応書籍の編集に長い間関わっていますし。それなら、自分で出してしまおうと思いました』
――本の中では、どのぐらいのエア新書を考えたんですか?
石『ぴったり100ネタです』
――すぐ思いつきましたか?
石『だいたい、20分で1本は考えましたね。わりとハイペースで思いつきました。だから、書き始めてから2週間でほぼ仕上がりました。もちろん、書き始める前にじゅうぶんに新書について研究しましたが』
――20分? そんなに早く考えられるんですか?
石『ええ、20分。遊び心を鍛えられるし、ぜひ皆さんにも試していただきたいですね』
――なるほど。では僕もエア新書を試してみたいのですが
石『お、じゃあ、試しにやってみる?』
僕が実際にエア新書を試してみることになった。
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