最近のデジカメはけっこうな確率で顔認識機能がついている。撮ろうとしている景色から顔らしきものを見つけてそこにピントを合わせてくれるのだ。
人が動いても、顔と認識した四角がつつつーと追いかけていって大変おもしろい。
だが、僕のカメラにはついていない。気に入っているカメラなので不満ではないが、あの機能はちょっと楽しげだ。
でも大丈夫。顔認識機能を追加する方法を発見したのです(我ながらよくある始めかた!)。(林 雄司)
顔認識機能が追加される瞬間をどうぞ
では、実際に顔が認識されるようすをご覧いただきたい。
では本体機能にない顔認識をオプションで追加したあとのモニター画像である。
ソニーのデジカメは笑顔を認識する機能までついていて、笑顔の瞬間に撮影することができるらしい。僕の顔認識は顔を隠したって、後ろを向いても顔認識である。
顔認識ってなんども言っているとカオニンシキという北欧の都市のようにも思えてくる(本題に関係のない記述です)。
顔を隠したって、たぶんここが顔だなと思うところをしっかり認識する。
………。
賢明な諸兄諸姉はすでに仕組みにお気づきかもしれない。では電子回路を一切使わずに顔認識機能を追加する方法です。
顔認識を支える技術
仕組みというか、ほぼ種明かしというレベルである。
スチロールのボードを四角く切り抜いてアクリルの棒をくっつけた。棒は透明なアクリルならば見えにくかろうという狙いである。夏になるとキャミソールのひもを透明にする女性が現れるがそれと同じだ。もしくは釣り糸。
左手に持っている白い袋は顔認識オプションを持ち運ぶための専用キャリングケースである。一般的には東急ハンズの袋と呼ばれているもの。
ではデジカメ業界騒然のこのオプションの作り方、作っているときに気づいたことに進むとしよう。
そんなスチロールをくりぬいただけじゃん、と思うかたもいるだろう。実際ほぼその通りだが、ちょっとだけ違うのだ。