新宿の超高層ビルも無常なのか
東京、西新宿の高層ビル群。
ドーン!
見上げるのも大変な、ザ・文明という感じの建物だ。こんなのでも、やっぱりいつか壊れるんだろうか。ある日音を立てて?(それはない)
この中のひとつのビルに電話をかけて、ビルの具体的な設計寿命を聞いてみた。しばらく待たされた後、分かるものがいませんので・・とのことで、教えていただくことはできなかった。残念に思いつつも、そりゃそうかなとも思う。
なので、ここでも「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」の中の耐用年数表から、一般的な数字を見てみる。それによるとオフィス向けの鉄筋コンクリートビルの耐用年数は50年になっている。そしてこれらが建てられたのはだいたい30年くらい前だ。
もちろん、日々のメンテナンスや改修によって実際の耐用年数はずっと伸びるはずだから、50年後に一斉に立て替えるといったことはないはずだけど、しかし参考までに、やっぱりその諸行無常をグラフ化してみると、こうなる。
でかくても無常
ああ無常
でかいからいつまでもある、ということはもちろんない。そもそもぼくが立ってる日本列島だっていつかどこかの大陸とくっついて、列島としての形がなくなるかもしれない。そもそも太陽の寿命ももう半分尽きてるという話もある。この宇宙が終わってもどこかで別の宇宙が生まれるとかいう話も聞いたことがある。
ああもう、とにかくこんなにすべてが無常なのに、でもふだんはそのことをぜんぜん感じないな、というのも面白いと思う。