職業活動も、諸行無常
最初にも書いたけど、会社だってやっぱり無常からは逆らえない。グラビアアイドルとかお笑い芸人が仕事をしていける期間にも、限りがある。一発屋のようにして一年で忘れられてしまったり。
そういう、何かの職業活動をしている状態の無常さを、グラフで表してみたいと思う。
ジャンプの連載週数の平均寿命を調べてみよう
週刊少年ジャンプというマンガ雑誌には、読者アンケートによる連載打ち切りの制度があると聞く。不人気が続いたマンガは物語の途中でも終わりになってしまうのだ。
ということは、新しいマンガが出ては消え、という絶え間ない新陳代謝が起こっているに違いない。連載の平均寿命というものを仮に考えるなら、それはどれくらいの週数になるんだろうか。
今週も新連載が始まっている。
情報はウィキペディアから
ここでも、正しい方法は雑誌のバックナンバーを国会図書館とかで集めることだろうと思う。でもすみません、今回はウィキペディア(インターネット上のフリー百科事典)の情報をもとに集計してみました。
「週刊少年ジャンプ連載作品の一覧」という、今回の調査の目的にぴったりなページに、連載作品の開始号と終了号が載っている。これをもとにそれぞれの連載週数を計算していき、集計をすすめた。
対象は週刊化以降の568作品。地道な作業をすすめました。
長期連載ランキング
1.こちら葛飾区亀有公園前派出所 (1672週) 2.ジョジョの奇妙な冒険 (640週) 3.ONE PIECE (588週) 4.HUNTER×HUNTER (556週) 5.ドラゴンボール (546週)
とにかくこち亀がすごい。2位の3倍近い数字でダントツだ。そして4位は確かに期間は長いのだが、休載も多いので実質の連載週数はどうなのかという点はあるかもしれない。
そして連載週数の分布をグラフにまとめたものがこちら。
その週で連載が終了した割合のグラフ
10週未満に終了になるものが約17%、それ以降20週未満のものが約34%。あわせると51%の作品が、連載開始から20週(約5ヶ月)で終了となっている。
ただし、何百週もつづく長期連載も数が多いため、全体の平均は63週(約1年4ヶ月)となっている。実感としてもそれぐらいかなと思う。