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不安な土曜日
 
「古畑任三郎」の由来となった病院に入院した

お見舞い 〜大北さん〜

入院翌日、火曜日ライターの大北さんがお見舞いに来てくれた。僕の腰痛を心配して、駆けつけてくれたのだ。

「今月のデイリーポータルZテレビ用に…」

とビデオカメラを構えている。

毎月1回公開しているデイリーポータルZテレビの撮影を兼ねてのお見舞いらしい。車椅子に座ったまま、何かコメントを言わされたような記憶があるのだが、何をしゃべったのか、全く思い出せない。近日公開予定のデイリーポータルZテレビが楽しみである。

入院で気持ちが塞ぎがちなところ、このようにお見舞いに来てくれるととても嬉しい。と、率直な気持ちを伝えたら、翌日も大北さんがやって来た。よっぽど心配してくれているのだ。

「あの…、金曜日のプープーテレビ用に…」

またビデオカメラを持っている。

「病院で死にかけてる、っていう設定でドラマを…」

大北さんの「地方色豊すぎるドラマシリーズ」の徳島編らしい。
まだ腰痛がひどいのであまり動けない事を伝えると、

「大丈夫です。ベッドの上で寝ててくれれば」

と大北さん。
病室に三脚を立てて、カメラアングルを決め始めている。

本当に仕事熱心な男である。

そうして出来上がったドラマが「地方色豊かすぎるドラマ・徳島にある病院」である。



入院中に撮ったドラマ

「おれはもうだめだ」という台詞

※本編映像はコチラ

入院中でも社会との関わりが持てて嬉しい、と大北さんに伝えようと思ったのだが、やめといた。電動ベッドの上下動が腰に響いたのだ。



お見舞い 〜林さん〜

入院後、初めて迎える週末にウェブマスターの林さんがお見舞いに来てくれた。
忙しいスケジュールの中、わざわざ来てくれたのだ。


林さんがお見舞いに

暇を持て余さないようにと、沢山の本を持って来てくれた。


差し入れの本

「歌舞伎町の黒幕」「スポーツのタブー」「世界の独裁者たち」「体をいじった芸能人」…。コンビニで売っている本たちである。僕もコンビニに行くとまず書棚に行って面白そうな本がないか探す。

林さんが持ってきてくれた本はどれもまだ読んだ事がない。
退屈な入院生活に潤いを与えてくれる差し入れである。


林さんイチ推しの本

中でも「巨人獣」という漫画がおススメとの事だったので、その日の夜に一気に2巻までを読破した。

ある日突然巨大化してしまった男の奇妙な一生を笑いと感動で描いた作品である。2巻目を読み終えた後、あまりにも救いのない結末に戸惑い「これで終わりですか?」と林さんに聞きたくなったのだが、ベッドから起き上がるのが辛かったのでそのまま寝てしまった。

今度、林さんに会ったら「巨人獣」の結末について確かめるつもりだ。




 

 
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