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「すっげーたのしかったよー!」これが新潟まで来て、白鳥を追い掛け回した感想である。 |
「この前のお祭り、楽しそうでしたね!」と感想をいただくことがある。しかし実際は、おもしろを無理矢理ほじくり返すプチプチつぶしみたいな気持ちでいた。点描画を仕上げるときのようなあれだ。それが楽しさだと思っていたが、どうやらちがった。
楽しさとはだだっ広い田んぼの中で白鳥を追い掛け回したときにふっと現れるあの感情のことだ。突き抜けてぶっちぎってあちら側にこんにちわしたときのやまびこだ。うっかりヤッホー!だ。これは金言であるから饅頭に焼き付けて売る。よく売れると思う。
ところで全国的にこの日は気温が低かったようだ。氷からボタ雪を経てほぼ雨、と段階的に色々な雪体験し、「遮るものがないからですかね」という風の強さもあって、さぶいさぶい一日を過ごした。
しかしこの後トイレ(小さい方)に入ったら東京のそれより3倍くらいの充実感があった(寒かったから)。米どころ、以外にも、空鉛色どころ、白鳥どころ、鴨どころねぎどころ、そしておしっこ3倍どころと初めての新潟に圧倒された一日でした。 |