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ちしきの金曜日
 
教えてメモ書き道!

メモ書き、それはかつて通った知らない道。

 ふと自分のメモ帳の昔のページを読むと、さっぱり意味がわからないことがある。取材や打ち合わせの時の走り書きなんだろうが、走りにもほどがある適当書き。実際メモをメモとして使ってるのはその時だけとはいえ‥他の人はどんなメモ書きをしてるのだろう。そう思ってプロのライターから主婦まで、4人のメモ帳を見せてもらった。

ただ「メモ書き道!」てなタイトルのわりにはライフハックとかの方面ではあまり役に立たない気がするので、そういう期待こめて読まないように。あと皆スピード優先で書いてるから字が汚い!とかの感想は受け付けません。と、自分のが一番荒いゆえに予防線張ってみました。

大坪ケムタ



テクニカルな人でもいろいろなのだな

あらためて自分のメモ書きを見直すようになったのが下の内容だ。インタビューしながら重要となる言葉にマルをつけてるのだけど、この部分だけ取り出すとうっかり他人に見られたら困りそうな内容。


「UFO」「変動期」「本来の目的」やら
「8万人」「フォトンベルト」「能力」とか‥

先日、ミステリー系(推理小説ではなく、UFOとかUMAとか予言とかそっち方面)の取材を何人かにやらせてもらった時のメモ書きがこれ。そう説明されると納得もするだろうが、恋人や奥さんにいきなり見られたらなかなか説明するのも大変そう。

自分の場合はだいたいICレコーダーで録音しながら話を聞くことが多いので、話を聞いてる時のメモ自体は取材後に使えるものではない。あくまで話を聞きつつ、あとで細かく質問しようとするキーワードだけをパパッと書いてマルで囲んでることが多い。では他業種の人のメモ書きはどうだろう。

まずはIT業界。自分の仕事場の先輩であり、ITライターの田口和裕さんのメモ書きを見せてもらおうとしたら、いきなり違ってた。普通のメモ帳もあるにはあるけど、取材メモというと‥


メモっつうか本文じゃないの?

「だいたいインタビューの時は話しながらノートパソコンでそのまま打ってますねー。これもIT業界だから出来るんだと思うけどね」

−−へええ!普通の芸能人インタビューとかじゃありえなさそうですもんね。目の前でPC打ちながら話聞くって。

「一応ICレコーダーで録音はしてるけど、短い記事ならこれからそのまま書くことも多いよ。あと対談とかも実際会わずにメッセンジャーでやったりするし」

−−それだとまんま原稿に使えるからいいですよね。ただ取材の度にノートパソコン持ってくのも重そうですが。

「だから最近コレ買ってさー。打つだけなら十分だよね」


お、ポメラ!さりげなく自慢。
自慢する田口さん。いーなー。

メモに特化した携帯機として一部ブロガーなどの間でも話題になっているデジタルメモ・ポメラ。さっそく手に入れて使ってるのがさすがITライター。そういったデジタル機器類だけでなく「メッセンジャーもあり」ってのがやっぱハイテクというか実用優先な世界と思わされますな。

ただ田口さんや自分のような場合は取材相手に質問しながらメモを取れるが、ぜんぜん違うであろうのがスポーツ系のライター。「え、これはどうなの?」と思う間もなくリアルタイムで試合を見ながら一挙手一挙動をメモらなくてはいけないはず。そんな人のメモはどうなってるのか?

ということで次にメモを見せてもらったのはプロレス・格闘技系ライターのAさん。技の展開とか目まぐるしいものも多いし、さぞパパパパーッと箇条書き風に書いてかなきゃいけないだろうと思いきや‥


あ、結構もう文になってる!

−−うわー、試合中によくこんだけ書けますねぇ。

「全部が全部書くわけじゃないですけどね。これっていう決め技や目についた技さえ書いておけば、あとはその日のうちなら結構覚えてますから。次の日読むと何書いてあるかもわかんなかったりしますけど(笑)」

−−必殺技を押さえておけばOK、と。

「他のライターさんだと1ページを左右2分割して、両コーナーの選手の技を書いてく人もいますけどね。プロレスの場合は例えばフィニッシュに向けた技の流れなんかがあるからまだ書きやすいですよね。格闘技はいきなり終わったりするから」

−−もっと技の略称とかあるかと思ってました。

「ここの『SW』てのはシャイニングウィザード(技の名前)ですね。でもそれくらいかなぁ」


武藤敬司の必殺技ですな。閃光魔術!

Aさんは顔出せないのでメモ帳を代わりに。

インタビュー系でも自分と田口さんではぜんぜん違うし、リアルタイムで書かなきゃいけないAさんも違う。師弟関係って世界でもないので皆自己流でやってるのだなぁ。と、今さらながら気づかされます。

こちら2人はテクニカルライターなメモ帳でしたが、次ページはまた違う方面のメモ帳の内幕に迫りますよ。


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