動物はどうか
白と黒、そして上野、これだけキーワードがそろえばもうあれしかないだろう。
そう、パンダだ。
白と黒のパンダは頭に赤ランプを付けるだけですべての要素を満たすことになる。法則が正しければパンダはパトカーになるはずだ。
しかしご存じの通り、上野動物園のパンダは先日亡くなってしまった。だが今でもここ上野にはパンダの息づかいが聞こえる。すーはーすーはー、本当に聞こえるみたいだ。
なぜならパンダがすごくでかいから。
これが上野駅にあるジャイアントパンダのぬいぐるみだ。久しぶりに見たのだがやはりすごいでかい。隣にうずくまっているおじさんと比べると、逆におじさんがぬいぐるみみたいに見える。
赤ランプを付けてみたいがどうがんばっても頭まで届かなさそうだ。そもそもガラスに入っているし。
一応確認のため遠くから合わせてみたりするのだが、これでは正解がわからない。正解があるのかどうかはまた別の問題として。
失意の元、他にパンダを探すべく上野近辺を彷徨った。途中で白と黒の看板をいくつか見つけたのだが、なんとなく白と黒のものというのはいじりにくいこともわかった。「**家式場」の看板になかなか赤ランプを乗っけて写真を撮る勇気はない。
そんな中、歩きつかれてたどり着いた公園に「やつ」はいた。
遠くに見える白と黒の背中。あれはもしや。
やっぱりパトカーになった
パンダいた。
抑えきれずにさっそく赤ランプを乗せてみたら、どうだこの警察度。今にもウー、ウーって言いながら走り出しそうな勢いではないか。完璧パトカーだ。やはりパンダ+赤ランプ=パトカーだった。
別の場所にも乗っけてみる。こうして寄りで撮るとこれはもうパトカーにしか見えないわけだが。
引くとパンダだ。パンダだが、パトカーでもある。やはり白と黒、そして赤ランプが揃ったときのパワーは他の追従を許さないものがある。
他の色をした動物たちはどうなのか。ためしに確かめてみた。
やはりパンダ以外は赤ランプを付けてもポップにこそなれパトカー化することはなかった。やればやるほどにパンダの特殊さが際立つ。もうパトカーにになるべくして生まれたとしか思えないカラーリングなのだ。
でもあと一つ見てもらいたいものがあるのだ。
こちら、ゾウさん。なんと頭に赤ランプを乗せるとなんとなく警察化して見えないか。
見えるのは僕だけなのか。違うはずだ、なんだろう、このゾウと赤ランプの親和性。一瞬ピーポくん(警視庁のキャラクターです)に似ているからかも!と思ったが、帰ってからピーポくんを調べたらまったく異なる外観だった。となるとやはりゾウは警察に向いている、ということなのか。でかいからか、青いからか。
白と黒に赤プラスでパトカー、の理論は例外として青いゾウがあてはまった。ここだけ読んだらもう完全にいかれた人が書いている感じがするが、まあ事実を述べているのだから仕方がない。