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ちしきの金曜日
 
B1グランプリ in 久留米に行ってきた

どどーんと大量生産されるおでん

●姫路おでん

姫路では、おでんは生姜醤油に付けて食べるのが普通らしい。こういう、珍しい食べ方なのにある地域では普通って、なんとも興味深い。

姫路では、おでんを生姜醤油で食べる。

三崎感想:
おでんはおいしい!
だけど生姜醤油はイマイチぴんとこなかった。
合う食材と合わない食材がありそう。
地元ではおでんの中の味のはっきりしない食材だけにつけるのか? 玉子には合いました。

斎藤感想:
けっこううまい。いや普通に食べるよりおいしいかも。
もっといろんな種類のおでんの具で試してみたくなった。
姫路に行こうかな。

 銀河鉄道999あるいはスタートレックで、地球とよく似ているがちょっとだけ違う文化の星に行ったというのを思い出す。

たまごふわふわ

●袋井宿 たまごふわふわ

江戸時代の玉子料理らしい。
写真を見て「おかゆみたいなもの?」と思ったら、説明文には「食べると口の中でとろけてしまうような食感」と書いてある。
一体どんな食べ物なのか?

玉子が泡状になっている!

三崎感想:
名前がすべてをあらわしている!!
だけど今回一番予想外の食べ物でした。
味よりも泡の食感を楽しむものか?
卵とだしのシンプルな味。

斎藤感想:
ほんとにふわふわしている。
うちの子供たちが手をパーにして突っ込みそう。
謎の食感。技術力がすごい。
「要するにスープ」ということが最後に分かる。
旅先でこういう面白いのに出会ったら嬉しいだろうな。

たまごふわふわと姫路おでんを同時に食べる機会はそうそう無いであろう。

●久留米 焼き鳥

せっかく来たのだから、開催地久留米のものを食べないわけにはいかないだろう。ということで久留米の焼き鳥。

ちなみに三崎さんは久留米の出身。今も久留米に自宅がある。

久留米焼き鳥 (たまごふわふわを食べ終わった後の器に入れて)

三崎感想:
人口当たりの件数が多いという名物なので、
焼き鳥自体に他とは違う特徴があるわけではないです。
でも変則技の味が続いた後だけに、素直においしい。

斎藤感想:
鳥って書いてあるけど豚。
豚バラを塩で食べるスタイルは九州では普通で、誰も鳥ではないことに疑問を感じてない。
普通なのだが、けどこれまで食べた中で最も素直に美味いと思った。


普通にうまいなぁ。

●行田 ゼリーフライ

 かなりインパクトのある名前だが、ゼリーのフライではない。小判の形をしているところから最初「銭フライ」と呼ばれていたのが、いつの間にか「ゼリーフライ」になったという。おからとジャガイモなどを揚げてウスターソースにくぐらせたもの。

 以前林さんも記事で書いていたので今回はスルーしようかとも思ったが、妙に食べやすそうな形状をしてるのでやっぱり購入。

ゼリーフライ

三崎感想:
学校帰りに売ってたら必ず買うだろう「買い食い」の王道の味。
でも「ゼリー」という名前からゼラチンとかコラーゲン系の中身を想像していただけに味のギャップが大きかった。
薄いコロッケ型と細長いラグビーボール型で味も食感も違う気がする。コロッケ型の方が好み。

だいぶ形が違うゼリーフライもあった

斎藤感想:
何だろう…。こうして他にいろいろ食べるものがある時に食べると、妙にぼんやりした、まずくはないが大してうまくもない、みたいな食べ物に感じる。
でもこういうのって、腹減ってる時おやつに食べるとすごくうまそうだ。

●富士宮焼きそば

そして前回、前々回のB-1グランプリ優勝の焼きそば。
そんなにうまいんだろうか?と期待も高まる。

特徴は、独自のもちもちとした蒸し麺に、肉カスなどを加え、魚系のだし粉をまぶしてあるところ。

富士宮焼きそば

三崎感想:
麺のモッチリ感はさすが二冠王!!という感じ。
B級の王道の「放課後に食べたい味」がする。
肉かすも(カロリー考えなければ)うれしい食感と味。
「初めてなのになつかしい味」というのはB級グルメの成功に不可欠なのかも。

斎藤感想:
二冠王とのことで期待して食べたが、期待が高過ぎたか激うま!ってほどには感じなかった。
たしかにもちもちとした食感。魚系のだし粉(カツオブシのようなやつ)も効果的。
あ、やっぱりうまいかもコレ。

●鳥取 とうふちくわ膳

鳥取では江戸時代から作られているという、豆腐と魚のすり身でできたちくわ。

とうふちくわ

三崎感想:
ちくわ一族だけど遠くの親戚に豆腐が1人いる感じ。(と思っていたけど、家に帰って残りを食べてたら『近い親戚』でした)
普通のちくわよりノドにつかえずスルリと入る感じ。
おいしい!!けれど、どのシチュエーションで食べるか?
(おやつ、放課後の買い食い、夜食、お酒のシメ等)
と考えると、ちょっと思いつかない。

斎藤感想:
やわらかい。たしかに豆腐の風味がする。
が、パンフレットには鳥取特産の『イカこうじ漬け』をディップすると美味しいと書いてあったのだが、それが付いてなかった。聞けば、会場では生ものがNGとのことで出せないんだとか。む〜ん、楽しみにしてたのに残念。やはり本当のところは現地に行かなければ味わえないのか。
あと、いっぱい入っててボリュームがすごかった。

イカこうじ漬けを乗せて食べるのがうまそうだった。
(写真提供:B-1グランプリin久留米実行委員会)

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