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フェティッシュの火曜日
 
曲技飛行のラストフライトを見に行く

ヘリによる救援デモ

 3日目(決勝2日目)は前日と比べて雲は多かったものの、穏やかな天気になった。特に風がないので競技にどんな影響が出ているのかが気になるところ。

 今日は、競技の前に航空自衛隊救難隊による救援デモンストレーションが行われた。他の手段では助けに行けない人を助けに行く部隊なのだそうだ。



要救護者を

あっという間にヘリで連れていく

 

決勝2日目

 決勝2日目も前日と同じくマーティン・アルブレヒト選手がトップバッター。引き続いて、2番手は日本人の室屋義秀選手だ。

 室屋選手はオリジナルの曲に合わせてフライトした。家族への愛を歌った音楽とシンクロしたフライトで、スペシャルポイントが高かった。


空の男という感じでした



 決勝2日目になっても、どの選手がどんな風に点を出しているのかあまりよく分からないままだったが、単純に言って、機体が急降下した後に再び急上昇する様や、主翼を回転させてローリングする様がビシッと決まるのはとてもかっこいい。

 本当に中に人が乗っているのだろうか。自分が乗っていたらミンチよりひどい状態になってしまうんじゃないか。そう思うくらいぎゅんぎゅんと飛んでいた。

さかさまになるコックピットの様子


 特に今回でこの大会がいったん休止してしまうということで、ラストフライトとなる3日目はすべての選手がいろいろな思いを込めて飛んでいたように思う。


ファンサービス。それにしてもどうやってこんな風に飛ぶのか、最後まで理解できなかった


近すぎてスモークが観客席に残ったりした


 今回優勝したのは、フランスの天才ルノー・エカーレ選手だった。天才らしくみんなを楽しませるフライトを見せてくれた。もちろん、どの選手もそれぞれオリジナリティ溢れた素晴らしいフライトを披露してくれた。

 各選手が演技後に観客席の近くを飛んでくれるとき送られた声援を聞いて、演技を観た観客たちはとても満足気だったように感じた。



とってもまんぞくでした

飛行機は見てる方が安心だ

 飛行機があんな風に繊細な動きをするものと初めて知った。アエロバティックスを見る機会が減るのはとても残念なことだ。何より選手が楽しそうに飛行機を操縦しているのを観ていて感じて、俄然自分も操縦したくなった。

 が、数秒考えたところで「すぐ調子に乗って深刻なミスしそうだな」と思い諦めた。地べたのいいところは落ちないところだ。飛行機の操縦は上手な人に任せておけばいい。ありがとう車社会。

でもそこには乗ってみたい


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