アエロバティックスと呼ばれる、音楽に合わせて飛行機を自由自在に飛ばす競技がある。
栃木県にあるツインリンクもてぎというサーキットで、アエロバティックスの世界選手権が行われるのだが、惜しむらしくも日本グランプリは今年で一旦休止になってしまうそうだ。
世界のアエロバティックスを見ることができる機会もそうそうなくなってしまうみたいなので、見に行ってきた。
(text by 藤原 浩一)
会場はサーキット
10月31日〜11月2日に2008“オートボルテージュ”アエロバティックス 日本グランプリがツインリンクもてぎで開催された。
ツインリンクもてぎは栃木県の山の中にあるサーキットで、自動車で行く場合、会場最寄りのインターチェンジから1時間くらいのところにある。僕は大会が開催される3日間のうち、決勝戦が行われる2日目と3日目を見に行った。
当日はアエロバティックスのせいか分からないのだが道が混んでいて車が進まず、「空が飛べれば」なんて思ったりした。
ようやく着いた駐車場がサーキット
到着した駐車場がサーキット風で驚いた。車があふれているということだろう。どれだけの人たちがここに来ているのか。
アエロバティックスの会場は場内バスに乗って山を登った所にある。
だいぶにぎわっているようだ
バスが到着した先にあるエントランス付近はすでに人でにぎわっていた。決勝戦はまだだが、その前のデモンストレーション飛行などはすでに始まっているようだった。若干乗り遅れたみたいである。
時間があれば参加したかった紙飛行機教室
飛行機祭り
観客席入口手前の広場はちょっとした飛行機祭りみたいになっていて、にぎわいを見せていた。おもちゃやDVD、キャップなどの飛行機グッズが売られている。
トランスフォーマーみたい
全部飛行機のDVD
そのほか小型の飛行機やヘリコプターも展示されていた。
これはすごく警備が厳しく「触らないでください」と呼びかけられていた。子供は触ってたけど。
展示されていた飛行機の中に、乗ってもいいグライダーがあったので座ってみた。
シンプル過ぎでこれが本当に飛ぶのかと思った。こんな体育座りみたいな格好で空を飛ぶ姿を想像するとちょっと怖いような気もする。あまりに無防備だ。
子供の視線に対して無防備だ
ふと空を見上げると、きれいな飛行機雲が伸びている。そうだ、あれを見に来たんだった。というわけで、ゲートをくぐって観客席の方へ向かう。
見上げると主役が
観客席はすでに人でごった返していて、空いている場所をなんとか見つけて席に着いた。
その時はヘリコプターのデモンストレーション飛行が行われていて、わけなのわからない動き(褒め言葉)で空を飛んでいた。
向かい合ったままこう飛んでいた
世界レベルの妙技だというヘリコプターのデモンストレーションが終わって、いよいよアエロバティックスのグランプリが始まるみたいだ。