記憶の原点はドラえもん
現代の設定がどんなことになっているのかは知らないが、僕が夢中になっていた20年前のドラえもんでは、近所の空き地がのび太ら子どもたちの社交場として度々登場していた。
そこには、滑り台やジャングルジムといった遊具ではなく、ピラミッド型に積まれた土管が置いてあった。ガキ大将であるジャイアンは土管をステージに度々リサイタルを主催し、ママに叱られたのび太はよく土管の上で半べそをかきながら、ふて寝していたように思う。
遊具としての土管は絶滅危惧種
現実、かつてはそうした土管のある広場も珍しくなかったようだ。ただ、それらは遊具としてではなく水路工事用の資材として置かれていたものらしい。
では実際、遊具としての土管は現代に残っているのか?
検索してみるとやはりそう多くはないようだ。土管のことを「絶滅危惧遊具」などと称しているサイトもあった。
少ない情報を頼りに、いくつかの土管広場を巡ってみることにした。 |