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ちしきの金曜日
 
ミュージアムショップが大好きだ
未来の名にふさわしい形。日本科学未来館。
液体の磁石。磁性流体。1260円。

お台場・日本科学未来館

次はお台場にある日本科学未来館。館長は宇宙飛行士の毛利衛さんである。エイリアン展や地下展など心惹かれる企画展を行っている。

ここのミュージアムショップの売れ筋商品を聞いたところ予想しない回答が帰ってきた。

この夏に磁性流体が約400個以上、DNA抽出キットが約300個売れたそうだ。売れ筋というコマーシャルな響きには似つかわしくない言葉である、磁性流体(ジセイリュウタイ)。なんだそれは。

磁性流体とは磁石に反応する流体だそうだ。一見、黒い液体だが、磁石を近づけるとこんもりしたりトゲトゲする。磁石で動くスライムのようだ。買って帰ったが相当面白い。子どもが見たら一発でノックアウトだろう。もちろん僕もノックアウトだ。

この夏、ポケモンスタンプラリーに興じている子どももいれば液体の磁石をトゲトゲさせたり、DNAを取り出したりしている子どもが数百人いたのだ。

このほかにも子どもの(実際には僕の)心をわしづかみにするおみやげが並んでいた。

まずはざくっとどうぞ。わしづかみにされてください。

* 価格はすべて税込みです

 

DNA抽出キットが平置き展開されているのはきっと日本でここだけだ。1500円。
星の一生がかいてあるトイレットペーパー。262円
宇宙専用カレー。宇宙では感覚が鈍くなるために味が濃くなっているそうだ。ルーを入れるあれも飛ぶ(拡大)。525円。
ただのビーズアクセサリーだと思ったらDNA二重らせん。AとT、CとGを組み合わせよう。350円。
ポスター各種。これぐらいの距離でみるとははーん、ぐらいの感想ですが…。


一家に1枚 科学ポスター

日本科学未来館もポスターが充実していた。光マップ、ヒトゲノムマップ、宇宙図、周期表の4種があったがどれも「一家に1枚」と書いてある。

ヒトゲノムマップはDNAのどこになにが書いてあるかがまとめてある。光マップは波長の長さによってそれが電波だったり何色の光なのかが書いてある。まとまってるとなぜか興奮する。

じっくり見ているとたしかにこれは一家に1枚だなと思えてくるから不思議だ。おれ、感化されすぎ、という気もする。

 

あらゆる光が一直線に並んでいる。一家に1枚光マップ(リンク
一家に1枚ヒトゲノムマップ。遺伝情報が書かれてない場所を「遺伝子砂漠」と呼ぶそうです(リンク
一家に1枚宇宙図。宇宙もおさえとかないかんですよね。(リンク
一家に1枚周期表。水兵リーベの「リー」はリチウム電池だった。そんな近くにいたのか、リー。(リンク
実験器具も販売中。キラキラ輝いてます。
ニュートン別冊も充実。


実験器具、ニュートン別冊も充実

日本科学未来館では実験施設もあり、定期的に実験教室が開催されている。スケジュールに載っているテーマが派手だ。

・超伝導コース 入館料+300円
・導電性プラスチックを作ろう 入館料のみ

超伝導ってマイナス何百度という状態にすると金属がふわふわ浮いたりするあれである(詳しく知りたい人は自分で調べてください)。 それが300円。対象年齢中学1年生以上。

濡れたテーブルの上に味噌汁のお椀を置くとつるつる滑るのは超伝導ではない。という冗談を言える雰囲気ではなかった(広報のかたに案内してもらっています)。

ちなみに「導電性プラスチックを作ろう」の講師はノーベル賞受賞の白川英樹さんである。こちらは対象年齢は小学5年生以上。

参加したいのだが、隣の小学生に「これどうやるの?」と聞くことになりそうなので躊躇してます。

日本科学未来館
〒135-0064 東京都江東区青海2-41
電話:03-3570-9151
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小柴さんのサイン
深海調査船。思ったよりも相当でかい。
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