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ロマンの木曜日
 
叩きまくるという調理法

ゴボウは簡単だ

ゴボウは難なく叩けた。「たたきゴボウ」という料理があるくらいなのだから、これは簡単だった。

でも「叩く」という行為だけで全て成し遂げる、というのはあんまり聞いたことがない。


包丁の出る幕はなし。

あと他に、叩いておいしくなることが約束されている食材といえば…。


やっぱりレンコンですよね。
比較用に包丁で切った、標本的バージョン。

ゴボウもレンコンも固い。こういう野菜を叩くことで、味を染みやすく、より食べやすくしようと工夫を重ねてきたのが人類なのである。これが歴史なのである。


歴史を追体験中。
で、やっぱりレンコンが飛散する。

大きなレンコンは、半分に切っただけでは叩けないことが分かった。一歩現代に近づいた、と実感。


ビクともせず。

これぐらい大きいと、表面が多少削れるだけで頑として割れてくれないものらしい。仕方ないので、さらに半分に切ったものを叩くことにした。

いやー、刃物って便利ですね!


サクッと切れますよ。
そしてそれを叩く、と。見事に割れてくれました。

包丁で切った物、叩いた物、それぞれを鍋で煮ることにして、それまでは他の物を叩いて時間を潰そうと思う。


となると、肉だな

煮込み時間を利用して簡単に出来る物といえば、やっぱりコレになる。


ロース2枚を用意。
いくら原人でも肉は叩かなかっただろう(優越感)
日頃のストレスを発散させるように叩くべし、叩くべし、叩くべし!
こんな形の国ありませんでしたか、ってくらい広がった。

しかしなんだろう、この既視感。デジャヴュってやつだ。
「前世で肉を叩いたことでもあったのか?」と思ったが、そういうわけでもないだろう。

もしや…と自分の過去の記事を検索してみると、なんと「伸ばして潰して薄くする」という企画で既にやってました。いやあ驚いた。自分の記憶力のなさに驚いた。

「よっぽど肉を薄くするのが好きなんだなー」と我ながら感心するが、つまりは全く進歩がないということでもある。まさか3年前と同じことをしているとは。


そうだった、これだけ縮むんだった。


…肉のことはもういい。厚い方は厚いなりに、薄い方は薄いなりにおいしく食べた。それで許してください。


さて、煮物はどうなった

自分の脳味噌の心配をしてる間に煮物は完成していた。
えーと、動揺したまま次のページへ続きます。




 

 
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