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土曜ワイド工場
 
冷たい缶ジュース、ホットになるまでこすりたい

最終決戦

イボつき手袋。期待できる。たぶんこのイボはゴムだろう。摩擦がハンパない。
小学生のころ、寒い教室で机の表面を消しゴムでこすりまくってあたため、そこで暖をとっていたことを思いだす。以来、ゴムへの信頼は厚いのだ。


ためしに空き缶をこすってみる
熱い!

いける。これならいける。まず手が痛くない。そして汗ですべる心配がない。

さっそく買ってきたコールド缶をまずは素手で45分こする。この時点でおおよそ30℃くらいまで温度は上がっているはずだ。そしてそこからが軍手の出番。前回はさらに45分こすったところで1.5℃しか温度を上げることができなかった。イボイボ軍手で、いったいどこまでもっていくことができるのか。

これまで生きてきた中で経験したあらゆるこすりテクニックを駆使し、全力で缶をこすりたてる。


こんなこすりかた
あんなこすりかた

なんだかノッてきたぜ


目がうつろな彼なりに、ノッてはいるようだ。


口にあててみる


軍手をはめてから30分ほど。缶を唇にあててみると、これまでよりも明らかにあたたかく感じる。きてる。今回きてるよ。だがまだ開けるには早すぎる気がする。もう少し、もう少し踏んばるのだ。


なんか老けたな、おれ


老けた。手もプルプル震えてるし。
軍手で1時間。もういいだろう。ついに最終計測だ。泣いても笑ってもこれでおしまいだ。

さて、結果はいかに!?


37.0℃! 微熱!!


とほー!!

ものすごい地味な結果となってしまい、なんと申し上げたらよいものか。最後の缶は、絶対40℃には達しているという自信があっただけに力の抜けようも尋常ではなかった。ヤケになって尻に缶コーヒーをはさんだ写真でも撮ってやろうかと思ったくらいである。
というわけで、「冷たい缶ジュースをこすったら風邪気味の人の体温くらいにまではなる」ということで、よかったらどなたかコネタ城に投稿してみてください。

なまあたたか〜い


 
 
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