■干しナマコを食べるまで その3 干し編
ボイルしたら、次は1ヶ月干す。当サイトのライターはなぜかみんな持っている干し網ですが、僕も東急ハンズで買いましてね。色々干して楽しんでいるが、今回もそれでナマコを干した。
毎日天気を気にして、雨が降れば室内乾燥、天気が良ければ外に干す。ナマコちゃんの事をいつも考えて日々過ごしていた。
1ヶ月分、毎日の写真を載せようかとも思うのだが、ここは堪えて1週間ごとの経過を見ていこう。
■一瞬で判る4週間の変化
そして1ヶ月、ついに干しナマコちゃんが完成した。さぁ、食べるぞ!
すっかり固く干し上がったナマコちゃん。色や形でうっすらナマコを想起させるけど、でも最初の姿から想像するに、アレがコレになるってのは中々驚きの事態だと思う。
んじゃあ食べますかって話なんだが、完成までにはあと1週間を要する。
■干しナマコを食べるまで その4 戻し編
1ヶ月掛けて干したナマコだが、食べるには今度は1週間掛けて戻す必要がある。凄い、まさに3歩進んで2歩下がるだ。
干しナマコと水を鍋に入れて火にかけてお湯が沸騰したら火を止める。これを1日1回毎日1週間続けるのだ。そうしてやっと食べられるようになる。
なんつースローフード。
スケジュールの都合で干しナマコを実家に持ち帰り、干物屋の店番をしつつナマコを戻した。
■一瞬で判る1週間の変化
4日目、干しナマコがある程度戻って柔らかくなったら、裏側の穴をハサミで広げて、身の内側に付いている筋状の物や口の器官などを取り除いて掃除する。身の表面も黒い部分が浮いて垢のように剥がれてくるのでナイフなどでこそいで綺麗にした。
1週間、毎日煮て、綺麗にして、水が悪くなれば変えて、と手間を掛けて来たナマコさんがすっかり大きく成長した。いやー、嬉しいね。最初から比べると倍以上に膨らんでいる。
いよいよ、今度こそ調理に取りかかる。干しナマコ、果たして美味いのか?