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はっけんの水曜日
 
干しナマコの醤油煮が出来るまで

当サイトのライターは油と肉と干しが好きらしい。あと酒。

■干しナマコを食べるまで その3 干し編

 ボイルしたら、次は1ヶ月干す。当サイトのライターはなぜかみんな持っている干し網ですが、僕も東急ハンズで買いましてね。色々干して楽しんでいるが、今回もそれでナマコを干した。

 毎日天気を気にして、雨が降れば室内乾燥、天気が良ければ外に干す。ナマコちゃんの事をいつも考えて日々過ごしていた。

1ヶ月分、毎日の写真を載せようかとも思うのだが、ここは堪えて1週間ごとの経過を見ていこう。


■一瞬で判る4週間の変化


干して24時間後のナマコちゃん。まだプリプリ。中学生くらいかな。

1週間でかなり乾いた。お肌の曲がり角くらい?30歳くらいかな。

すっかりシオシオ。50歳くらいだろうか。

3週間でこんな事に。カチカチです。60歳ってとこかな。

そして1ヶ月、ついに干しナマコちゃんが完成した。さぁ、食べるぞ!


80歳ってな風情のナマコちゃん。トゲが固くてヘビメタな感じです。

松本商店から持ってきた時は重かったナマコちゃんがこんなにコンパクトに。可愛いな。

 すっかり固く干し上がったナマコちゃん。色や形でうっすらナマコを想起させるけど、でも最初の姿から想像するに、アレがコレになるってのは中々驚きの事態だと思う。

んじゃあ食べますかって話なんだが、完成までにはあと1週間を要する。


干しナマコと生ナマコを比べてみたよ。うーん、小さい。

■干しナマコを食べるまで その4 戻し編

 1ヶ月掛けて干したナマコだが、食べるには今度は1週間掛けて戻す必要がある。凄い、まさに3歩進んで2歩下がるだ。

 干しナマコと水を鍋に入れて火にかけてお湯が沸騰したら火を止める。これを1日1回毎日1週間続けるのだ。そうしてやっと食べられるようになる。

なんつースローフード。

 スケジュールの都合で干しナマコを実家に持ち帰り、干物屋の店番をしつつナマコを戻した。

このナマコがどの位もどるのか。
煮すぎるとナマコが溶けちゃうのだそうだ。

■一瞬で判る1週間の変化


煮込んで1日後。多少膨らんだが、まだ小さい。幼稚園くらいか。

ちょっと成長。小学2年生くらい。

大分太く、長く成長した。中学2年生くらいと言えるかも知れない。

ここで内臓の残りなどを取り除く。

 4日目、干しナマコがある程度戻って柔らかくなったら、裏側の穴をハサミで広げて、身の内側に付いている筋状の物や口の器官などを取り除いて掃除する。身の表面も黒い部分が浮いて垢のように剥がれてくるのでナイフなどでこそいで綺麗にした。


ますます太さと長さを増し、立派になっていく。高校生かな。

もうすっかり大人びたナマコちゃん。いや、大人なんだからちゃん付けはやめよう。

1週間、毎日煮て、綺麗にして、水が悪くなれば変えて、と手間を掛けて来たナマコさんがすっかり大きく成長した。いやー、嬉しいね。最初から比べると倍以上に膨らんでいる。


これはもう、日本人の例えでは計れないね。外人だろう、外人。

いよいよ、今度こそ調理に取りかかる。干しナマコ、果たして美味いのか?


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