絵から言葉を想像してみよう
次の取り札を見て、読み札の言葉を想像してみてください。
中世の騎士みたいな人が関係していて、「ま」からはじまる言葉。
どうでしょう?
正解は、
見当もつかない。 それが僕の正直な感想だ。
続いては、これ。
「を」ではあるが「丘」から始まる言葉である。
丘のように古い。 かなり古い、という事であろうか。古さを丘に喩える斬新さが素晴らしい。
これは?
ヒントは「枝葉より」。 枝葉よりも?
枝葉より根元が大事、という教訓なのだと思うが、根元に泥棒がいる事で混乱させられてしまう。
取り札からは全く想像のつかない読み札。これも「藤村ひろは歌留多」の魅力である。 一方で、次の札のように分かりやすい取り札もあった。
文字通り、薮から棒が出ている。
プライベートな出来事
最後に、随分とプライベートな出来事だなぁ、という札を。
テストの後、0点か100点か悩む学生。どんな解答をしたのか? と疑問を抱きつつも、あくまでもそれはこの学生だけの問題である。
明後日が幸せなのはこの人だけである。
以上が「藤村ひろは歌留多」の中でも特にグッときた札であった。 今回紹介した以外にも、まだまだ楽しい札はある。
「林檎に目鼻」、「のんきに、根気」、「笑顔は光る」、「決心一つ」などなど。そんな言葉から取り札の絵柄を想像するのも一興だと思う。