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ぐねぐね道を散策していたらすっかり夜になってしまいました |
軽い気持ちで、ぐねぐねした道が好きだから回りたい、と編集会議で話して実現した企画なんですが、始めてみて、これほど実に抽象的な記事もないか、と思った。ぐねぐね具合を写真で見せるのもなかなかに難しいし。
とはいえ、僕個人的には取材も面白く、僕がぐねぐね道を求めるのはどこか川の流れのような自然性を欲している、という深層心理なのか、という自分なりの結論も得られて有意義だった。読者に伝わっているかどうかは別にして。
ライターがこう書いてしまうのはなんだけど、これはもう行ってみないとよさは分からないのだと思う。道をテーマにするのは難しい。
とにかく、まっすぐの道は面白くない。やっぱり人生と同じで、道にもある程度の無駄がほしいのだ。かくかくした、合理的な町には住みたくないのだ。どこか合理性から外れた部分を残しておきたい。大きくまとめればぐねぐね道が教えてくれるメッセージはそんなところだと思う。 |