積極的に凍らせたい
「冷やしトマト」なるメニューが居酒屋で大人気なことだし、ちょっと凍ったくらいのトマトは結構おいしい気がする。
試しに、まずは6時間ほど冷やした半冷凍状態のトマトを食べてみた。
素晴らしい。中のドロドロまでは凍ってないが、外側はキンキンに冷たく、やけにサッパリした味のトマトになった。皮もサクサクと噛み切れる。
居酒屋経営者の皆さんには、冷やしトマトならぬ「凍る寸前トマト」という名称及び製法で売り出すことをおすすめします。これはいいですよ。
さらに凍らせた
半冷凍を完全冷凍にした場合はどうだろうか。
下ろし金でかき氷を作ったことはないが、感じとしては似たようなものだと思う。ジャキジャキという音がやけに耳障りなのと、指の感覚がなくなりそうなほど右手が冷たくなったのには閉口したが、そんな苦労が報われるほどに、ステキな物が出来てしまった。
見た目も単なる「おろしトマト」とは思えないほど小洒落ている。
今まさに溶けようとしているトマトはフワフワで酸味がスッキリしてて勿論キンキンに冷たくて「なんだこりゃ」ってほどにおいしい。なんの味付けもしてないが、これはデザートとして成立するんじゃなかろうか。
さっきの「凍る寸前トマト」の数倍うまい。おろす作業が多少面倒だが、これが食べられるなら我慢しようと思うくらい、おいしい物が出来た。満足です。
野菜じゃないが試してみたい
冷蔵庫の顔役といえば、これを忘れちゃイカンだろう。
もしも冷蔵庫の中で卵が凍ってたら一刻も早く修理に出すべきだが、万が一そうなった時のために、ひとつ試しておこうじゃないか。
ここはシンプルに茹でてみた。
冷凍ゆで卵(言葉としてどうかと思う)は、殻がむきにくいので注意が必要だ。崩れやすく非常にもろい白身の部分をなるべく多く残すためには、慎重かつ丁寧な仕事が求められる。
異論はあろうが、これが精一杯だった。卵を冷凍するって、たぶんこういうことなのですね。
見た目はともかく気になるのは味であり、そして黄身の部分だ。中はいったいどうなっているんだろう。