諦めて本物を飲もう
公園を後にし、自転車で居酒屋に移動するあたりが小学生の夏休みとは違うところだ。大人って素晴らしい。
ここで本物のビール(エビス)を飲んだのだが、最初のひとくちを飲んだ直後の私の感想は「やっぱりビールはおいしいねぇ!」だったのに、残る2人はこう言い合っていた。
「…エビオスの味、しませんか」
「うん、すごいします!」
「エビスとエビオス、言葉も似てますね」
「すげーな、エビオス」
もう実験は終わったんだよ、特許の夢は破れ去ったんだよ、と思いながら、冷たいビールをキューッと飲んだ。
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やっぱり夏は生ビールだ! |
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