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ちしきの金曜日
 
同じものをたくさん集めると楽しくなってくる

こんどはひとのTシャツを気にしてみる

Tシャツばっかり着ているのでひとが着ているTシャツも気になる。なにが書いてあるか、どんな色か。任意の一瞬を切りとって、渋谷の交差点を歩いているひとのTシャツの柄を調べてみた。

2008年7月16日16:37現在、渋谷駅前交差点を歩いているひとのTシャツは

この瞬間、交差点には60人のひとがTシャツを着ていた(林調べ)。そのうち、

・20人が黒もしくは紺の濃い色
・10人は白系
・ボーダーは4人
・残りは中間色

である。調べるのに時間がかかったとか、大変だったとかそういう自分の話を書くのは野暮だと思う。でもこれたいへんだった。3時間かかった。3時間といったら飛行機なら札幌から沖縄まで余裕で行ける。

 

濃い色と淡い色のせめぎ合い

沖縄に行かずに調べた結果、濃い色と薄い色のせめぎ合いが見えてきた。たくさんあるものを眺めると見えないものが見えてきて興奮する。

しかし意外だったのはTシャツを着ているひとが少ないことだ。平日だったこともあり、襟のある服を着ているひとが多い。

襟あり vs Tシャツの視点で見てみるとより興奮できるかもしれない。 数えてみよう。

ただいま数え中。(このあいだ2時間経過)


知らないひとの顔のうえに数字を書いて数えた。ごめん、知らないひと。その結果は以下の通り。

Tシャツ 60
ワイシャツ・スーツ 41
ビジネスじゃないシャツ 34
女性のヒラヒラした服 30
ポロシャツ 25
女性のシャツじゃなくてヒラヒラもしてない服 13
制服 10
ノースリーブ・タンクトップ 7
パーカー 5

Tシャツが1位である。さて!注目の襟ありと襟なしの大分類だとどうなるだろうか!(僕は興奮しています)。


襟なし 110
襟あり 110
パーカー 5

示し合わせたように同数になってしまった。これは狙ったのではなくて本当にこの数字になったのだ。ちょっとわざとらしくて困っているのだが、2008年7月16日16時37分に渋谷の交差点を渡ったひとのうち、襟がある人とないひとの数は一緒だったのだ。

なにかこれは僕にメッセージを伝えようとしているのか。

と、この妄想するのもまたカタルシスである。

パーカーを襟ありとするかなしとするかが大勢を決める。パーカーがキャスティングボートを握っているのだ。歩いてるひとは全く気付いていないだろうが、大変なことである。


2回楽しめる

集めているときは10個ぐらいから興奮する。あ、ここにもある。お、こんなのもあった! サイトを作るために写真を眺めていると集めているときには気付かなかった違いが見えてくる。合計2回楽しい。

町を歩くひとの襟ありvs襟なし比較はぜひ渋谷以外の新宿とか御徒町でもやってみたい。東京襟つきマップというタイトルも考えた。

こうやって数えてます


 
 
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